スマートウオッチの基本設定
スマートフォンと接続することで、正確な時刻を表示するだけでなくメールや電話の着信などを教えてくれる便利なスマートウオッチ。しかし、時計だけでなくスマートフォンの設定が正しくされていないと、便利な機能を使えないことがあります。
このページでは、スマートウオッチの基本設定を紹介します。
1. はじめに
時計をスマートフォンに繋ぐには専用アプリをダウンロードする必要があります。
初めて専用アプリを起動すると様々なポップアップが出てきます。これらのポップアップはスマートウオッチを使うために必要な設定のポップアップなので、特に問題がなければ全て「許可」してください。
*時計の仕様は機種ごとに異なります。詳細は各機種の取扱説明書をご確認ください。
*スマートフォンの設定はスマートフォンの機種によって異なります。詳細はスマートフォンの取扱説明書、または各メーカーへお問い合わせください。
2. 時計の設定
ポイントとなる時計の設定を紹介します。
光発電 Eco-Driveの場合 (エコ・ドライブ Bluetooth Cal.W770 / Eco-Drive Riiiver Cal.W510 など)
文字板の下にあるソーラーセルによって発電された電気エネルギーを内蔵の充電池に蓄えることができるため、定期的な電池交換が不要です。
次のような充電を心がけると、時計を快適にご使用いただけます。
・時計を使用しないときでも、太陽光の当たる窓際などの明るい場所に置く
・週に一度は時計の文字板を太陽に向けて、5〜6時間直射日光に当てる
・光の当たらない場所で長期保管をしない
充電量が下がると接続ができなくなったり、ファームウェアのアップデートが行えなくなったりします。
積極的に光を当てて充電を心がけることで快適にご利用いただけます。
一次電池の場合(CITIZEN Connected Cal.YF05 など)
充電作業が不要になりますが、定期的な電池交換が必要です。
機種によっては電池残量が少なくなると針でお知らせをしたり、専用アプリで電池残量を確認することができます。
電池残量が少なくなってきたら早めに電池交換を行うことで、時計が止まってしまうことを防ぐことができます。
充電器が付属している場合(日本未発売 CZ Smart Cal.P990 など)
光に当てなくても充電ができるため、夜でもしっかり充電ができます。
使い終わったら充電をしておくことで充電切れを心配することなく使用することができます。
いずれの場合も通知するアプリを減らしたり、あまり使用しない機能をオフにすることで、消費する電力を少なくして電池を長持ちさせることができます。
時刻や通知表示などを正しく指針させるためには、基準位置の設定が正しくされている必要があります。
針の動きがおかしいと感じた時は基準位置が正しく設定されているか確認しましょう。
時計とスマートフォンを接続するときは、まずペアリングを行います。
ペアリングを行うと、固有の登録情報が時計とスマートフォンにそれぞれ保存されますが、ペアリングが適切に完了せず、うまく接続できない場合があります。
うまく接続できない時は、一度時計内のペアリング情報を削除しましょう。
*ペアリング情報を上書きできる仕様の機種は、時計内のペアリング情報を削除できない場合があります。その場合、削除する必要はありません。
*時計内のペアリング情報を削除したときは、必ずスマートフォン内のペアリング情報も削除してください。
時計を動かすプログラムのことをファームウェアと言います。プログラムに不具合があるときだけでなく、機能が増えるときもファームウェアがアップデートされます。
アプリ内にファームウェアアップデートのお知らせが出ているときは、必ずアップデートしておきましょう。
スマートフォンと接続しなくても様々な機能が使用できるように、スマートウオッチ自体に時刻を表示するTMEモード、クロノグラフ機能を使うCHRモードなどモード設定ができる機種もあります。その場合、スマートフォンと接続できるモードが限られている場合があります。
接続がうまくできない場合、正しくモードが設定されているか確認しましょう。
3. アプリの設定
通知機能などを使用する場合、時計専用アプリだけでなく通知させたいアプリの設定も必要です。
ポイントとなる時計専用アプリとその他アプリの設定を紹介します。
この設定が正しくされていないと接続、ペアリング、通知ができない場合があります。
設定例
設定>時計専用アプリ>Bluetoothへのアクセスを許可する
この設定が正しくされていないと位置情報を使用した専用アプリの機能を利用できない場合があります。
設定例
設定>時計専用アプリ>位置情報へのアクセスを許可する
この設定が正しくされていないと通知機能を利用できない場合があります。
設定例
・設定>時計専用アプリ>通知へのアクセスを許可する
・「通知センター」や「バナー」での通知をオンにする
この設定が正しくされていないと通知機能を利用できない場合があります。
電話アプリ、メールアプリなど、通知させたいアプリが通知されるように設定します。
設定例
・設定>通知させたいアプリ(電話アプリ、メールアプリなど)>通知へのアクセスを許可する
・「通知センター」や「バナー」での通知をオンにする
複数のメールアドレスをご使用の場合、端末によっては通知させたいメールアドレスを規定のメールアドレスに設定する必要があります。
設定例
電話帳アプリ>メールが登録されている連絡先(任意)>メールアドレス>表示された複数のメールアドレスのうち通知させたいメールアドレス>常時をタップする
この設定が正しくされていないと通知機能のフィルター設定ができない場合があります。
設定例
設定>時計専用アプリ>連絡先へのアクセスを許可する
この設定が正しくされていないと接続の維持、通知機能を利用できない場合があります。
設定例
・「電池の最適化」を「最適化しない」にする
・「省電⼒モード」をオフにする
・「バックグラウンドでの起動」を許可する
この設定が正しくされていないとアカウントが必要な機能(Riiiverのパーソナライズ機能など)を利用できません。
設定例
時計専用アプリを起動>メニュー>アカウント設定
4. スマートフォンの設定
ポイントとなるスマートフォンの設定を紹介します。
この設定が正しくされていないと接続、ペアリングができません。
設定例
・設定>Bluetooth>Bluetoothをオンにする
・コントロールセンター>Bluetoothをオンにする
ご利用のスマートフォンの機種によってはペアリングできない場合があります。
設定例
設定>プライバシー>位置情報サービス>位置情報サービスをオンにする
時計とスマートフォンを接続するときは、まずペアリングを行います。
ペアリングを行うと、固有の登録情報が時計とスマートフォンにそれぞれ保存されますが、ペアリングが適切に完了せず、うまく接続できない場合があります。
うまく接続できない時は、一度スマートフォン内のペアリング情報を削除しましょう。
*スマートフォン内のペアリング情報を削除したときは、必ず時計内のペアリング情報も削除してください。
設定例
設定>Bluetooth>該当する時計のペアリング情報を削除する
この設定が正しくされていないとアカウント情報のバックアップなど、ネットワークを利用する機能が使えません。モバイルデータ通信やWi-Fiへ接続してください。
5. 上記を設定してもうまく使えない場合
各設定を確認してもうまく使えない場合、下記手順で一度リセットしてください。
- 時計とスマートフォンのペアリング情報を削除
- 時計専用アプリを削除(機種によってはアプリのキャッシュを削除)
- スマートフォンのBluetooth設定をオフにする
- 機種によっては、スマートフォンの「バックアップと自動復元」をオフにする
- スマートフォンの電源を切る
- スマートフォンを再び起動する
- 時計専用アプリををインストールする
- スマートフォンのBluetooth設定をオンにする
- 時計専用アプリを起動する
- すべてのポップアップに対して「許可」を選択する
- 時計とスマートフォンをペアリングする
*アカウントを利用する時計の場合、一度ログアウトし、再度ログインします。
*すべての作業が終了したら、「バックアップと自動復元」をオンにします。
もし上記手順でも解決しない場合は
ご利用いただいている時計の機種名、ファームウェアバージョン、時計専用アプリのバージョン、スマートフォンの機種名、型番、OSのバージョンをご確認のうえ、下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。