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2023.03.14
タイの視覚障害者学校の卒業生に視覚障害者対応腕時計を寄贈
シチズン時計株式会社(本社:東京都西東京市、社長:佐藤 敏彦)は、タイの視覚障害者学校に対して視覚障害者対応腕時計を寄贈。ロッブリー県にある、ロッブリー複合視覚障害者学校(正式名称:School for the Blind and the Blind with Multiple Handicaps Lopburi)にて、3月14日に寄贈式を行いました。寄贈した腕時計は、タイの視覚障害者学校7校の卒業生38名に手渡される予定です。
寄贈した腕時計は、あらゆる人が快適に使えるよう、健常者だけでなく視覚障害を持つ方、弱視の方など、使用を想定される人が企画・開発段階から関わるというインクルーシブなデザインアプローチを採用した新たな視覚障害者対応腕時計として、2020年に発売。開発にあたり、ロッブリー複合視覚障害者学校の在校生や教職員のご意見をお聞きし、実用性やデザインを向上させました。発売に合わせて、ロッブリー複合視覚障害者学校に100本時計を寄贈し、その後も毎年卒業生に寄贈するなど継続的なサポートを行っており、卒業生への寄贈は今回で3回目となります。
3月14日に行われた寄贈式には、タイ・アユタヤにある製造グループ会社 ROYAL TIME CITI CO.,LTD.代表取締役の長田貴夫が出席。多くの教職員・生徒の方々に笑顔で迎えて頂きました。日頃から時間の読み方を教えており、寄贈した腕時計は着け心地も良く非常に使いやすいと喜ばれました。
ロッブリー複合視覚障害者学校での寄贈式
視覚障害者対応腕時計(AC2200-55E)について
時刻を判読しやすくするため、時分針の長短を明確にし、合わせて、時針用の凸部を内側に、分針用を外側に配置しています。また、弱視の方も判読しやすいよう、黒文字板にイエローのインデックスを組み合わせています。
直接指で触れる文字板には、指紋や凸部を目立たせないようにするためマット加工を施し、カジュアルなフォントを合わせることでタウンユースに最適なデザインに仕上げています。
視覚障害者対応時計 「触って時間を知る時計」
ウェブサイト
https://citizen.jp/touchtimewatch/index.html
<シチズン時計とは>
シチズン時計は、腕時計の部品から、完成時計の組立・調整まで自社一貫製造できるマニュファクチュールであり、世界約140の国と地域でビジネスを展開しています。1918年の創業以来、“Better Starts Now”「どんな時であろうと『今』をスタートだと考えて行動する限り、私たちは絶えず何かをより良くしていけるのだ」という信念のもと、世界に先駆けて開発した光発電技術「エコ・ドライブ」や、最先端の衛星電波時計など、常に時計の可能性を考え、開発を重ねてきました。シチズン時計は、これからも時計の未来を切りひらいていきます。
- ★Eco-Drive(エコ・ドライブ)はシチズン時計株式会社の登録商標です。
- ★本リリースの内容は発表日時点の情報です。