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2022.03.22
タイの視覚障害者学校の卒業生に視覚障害者対応腕時計を寄贈
シチズン時計株式会社(本社:東京都西東京市、社長:佐藤 敏彦)は、タイの視覚障害者学校7校の卒業生33名に視覚障害者対応腕時計を寄贈。ロッブリー県にある、ロッブリー複合視覚障害者学校(正式名称:School for the Blind and the Blind with Multiple Handicaps Lopburi)においては、3月15日に行われた卒業式で卒業生に手渡されました。
寄贈した腕時計は、あらゆる人が快適に使えるよう、健常者だけでなく視覚障害を持つ方、弱視の方など、使用を想定される人が企画・開発段階から関わるというインクルーシブ(包摂的)なデザインアプローチを採用した新たな視覚障害者対応腕時計として、2020年に発売。開発にあたり、ロッブリー複合視覚障害者学校の在校生や教職員のご意見をお聞きし実用性やデザインを向上させました。発売に合わせて、ロッブリー複合視覚障害者学校に100本時計を寄贈すると共に、毎年卒業生に寄贈するなど継続的なサポートを行っており、卒業生への寄贈は今回で2回目となります。(昨年はコロナウイルスの感染拡大時期のため、未実施)
タイ・アユタヤにあるシチズン時計の製造子会社 ROYAL TIME CITI CO.,LTDを通じて寄贈した腕時計は、3月15日に行われた卒業式で、卒業生一人ひとりに手渡されました。時間の読み取りやすさに加え、着け心地もとてもいいと喜ばれました。
ロッブリー複合視覚障害者学校での卒業式
視覚障害者対応腕時計(AC2200-55E)について
時刻を判読しやすくするため、時分針の長短を明確にし、合わせて、時針用の凸部を内側に、分針用を外側に配置しています。また、弱視の方も判読しやすいよう、黒文字板にイエローのインデックスを組み合わせています。
直接指で触れる文字板には、指紋や凸部を目立たせないようにするためマット加工を施し、カジュアルなフォントを合わせることでタウンユースに最適なデザインに仕上げています。