藍染和紙文字板
限定モデル

藍染和紙文字板限定モデル

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この藍と生きていく。

土佐和紙の文字板に広がるのは、藍染の匠が
幾重にも染め上げた奥深き「勝色」の世界。
古来より受け継がれる藍染の技と
先進のテクノロジーが生み出す、
日本の藍の美と精度の結晶を、あなたの人生に。

Features

Features 01

幾重にも染め上げた先に表れる、
特別なジャパンブルー「勝色」。

印刷ではなく、古くから日本に根付いてきた染色技法「藍染」を土佐和紙に施すことで生まれる藍染和紙文字板。徳島県の藍染工房Watanabe'sとコラボレーションし、The CITIZENブランド30周年の節目にふさわしい表現として挑んだのが、藍染の中で最も濃い色で、光の当たり方により色の見え方が異なる神秘的な日本の伝統色「褐色(かちいろ)」です。その響きから「勝色」と呼ばれ、武具や祝賀の品に用いられるなど、勝利への願いを託されてきました。
勝色は、染色液の中の「蒅(すくも:タデ藍の葉を乾燥・発酵させてつくる自然由来の染料)」を使った染色液の中でも、仕込みたてで発酵菌が最も活発に働き、濃度が濃く安定している状態の液を用いて、染めを重ねていくため、非常に贅沢な染め方と言えます。「何回染め重ねるのがベストか?」は、その日の染色液のコンディションや気候条件等に左右されるため、藍染の匠の経験と感覚を頼りに回数を決めていきます。5回の時もあれば8回の時もあり、思い描く理想の色合いになるまで、繊細で地道な作業を積み重ねていくことで、この奥深い藍色は文字板上に描き出されています。
また、和紙の持つ美しい質感を最大限に引き出すべく、和紙の上に重ねる上板に透明度を高める特殊加工を施すことで、深遠なる勝色の美しさを余すところなく表現しました。

Features 02

薄さと丈夫さの共存、
典具帖紙が支える勝色の美。

勝色への染色は、「いかに和紙を破損することなく、染め重ねることができるか?」その挑戦でもありました。幾重にも染め上げ、水洗いしても耐えられる丈夫さと、「光発電エコ・ドライブ」に必要な光の透過率を確保できる薄さを兼ね備えた和紙を探し求めて辿り着いたのが、土佐の「典具帖紙(てんぐじょうし)」です。この透明度の高い極薄紙は、清流・仁淀川が流れる高知県日高村で土佐和紙を製造する「ひだか和紙」によるものです。

土佐の「典具帖紙」について詳しくは、こちらをご覧ください。

Creatorʼs Voice

日本の藍が織りなす混色の魅力と
一年に一度の勝色への挑戦。

藍師・染師  渡邉健太(Watanabe’s)

私は、化学薬品を使わない「天然灰汁発酵建て(てんねんあくはっこうだて)」と呼ばれる伝統的な技法で藍染を行っています。日本の藍は、単なる青にとどまらず、赤や黄、緑、茶などの色素成分が微量に含まれている点が特徴。それらの色素が、染色や発酵の過程で複雑に作用し合うことで、深みと鮮やかさを併せ持つ、独特で多層的な藍色が生まれます。藍染和紙文字板の話を最初にいただいたとき、シチズンの担当の方と「日本の藍が持つ混色の魅力を出せたら、面白いですね」と話していたことを思い出します。そのとき語り合った目標が実現できて、感慨深いものがあります。

理想的な勝色に染められるかどうかは、その年に生産する蒅の質に大きく左右されます。「今年は濃い藍色が非常に美しく発色した」「今年は中間色が特に鮮やかだ」「今年は薄い色の表現が素晴らしい」というように、美しく表現できる色のレンジが年ごとに変化するのです。Watanabe'sで言えば、2022年に発売した最初の藍染和紙文字板(AQ4091-56M)に使用した時の蒅は、中間色の藍が美しく発色していました。そして、ここ1〜2年の蒅は、タデ藍の茎を加えるなど様々な実験を重ねたこともあり、濃い藍色が鮮やかに表現できるようになってきています。今回のモデルには、そうした探究の成果が反映されています。

蒅づくりに向き合えば向き合うほど、自然のプロセスには完全にコントロールできない神秘があると感じています。「もっと彩度の高い美しい勝色を」「あの時見た、手を伸ばしたら入っていきそうな奥深い勝色を再現したい」と挑戦しようとしても、蒅づくりは一年に一度ですから、理想の藍色を生み出す機会は、あと数十回しかない。そう思うと、毎年気持ちが自ずと引き締まります。

ぜひ手に取って、「藍という色は混色である」ということを感じていただきたいですね。光の当たり方によって表情が変わり、単なる青ではない、日本の藍の奥深い魅力がこの文字板には詰まっています。また勝色には、歴史的な背景として、勝負事の際に身に着けて願を掛けるという伝統もあります。この腕時計をお守りのように身に着けていただけると、藍を育て、染める者として大変うれしく思います。

Features 03

全身に息づくテクノロジーと機能。

勝色による藍染和紙文字板の存在をより際立たせる「スーパーチタニウム™」製のケースには、明るく透き通るような美しい色調のデュラテクトプラチナを採用。キズがつきにくく、持続する美しい輝きが特徴です。またバンドはヘアライン加工で仕上げ、落ち着いた雰囲気に。フォーマル、カジュアル問わず、さまざまなシーンにさりげなく寄り添います。
そのほか、2100年2月28日までうるう年や月末カレンダー修正が不要な「パーぺチュアルカレンダー」、0時ちょうどになると瞬時に日付が切り替わる「0時ジャストカレンダー更新機能」など、多彩な機能を搭載しています。

次なる理想を創るものThe CITIZEN

The CITIZENの象徴、
イーグルマーク

「常に先を見据え、理想を追求する」「身に着ける方に永く寄り添う」The CITIZEN の2つの意志を表す証として、一部モデルの文字板やりゅうず等に厳かに刻印されています。

About The CITIZEN

腕時計に命を吹き込む、
卓越した時計組立技術者

長野県飯田市にある「南信州高級時計工房」。The CITIZENはこの工房から生まれます。小さな部品の一つひとつを、時計組立マイスターをはじめとする卓越した技術者の手によって丁寧に組み上げていきます。

Next Level Quality

ともに人生を歩む
パートナーとして

一日でも長くご愛用いただくために。The CITIZENをご購入いただいた方が入会できる特別なクラブ「シチズン オーナーズクラブ」にご登録の方を、最長10年の無償保証と無償点検でサポートいたします。

Next Level Hospitality

取扱い店舗のご案内

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シチズン フラッグシップストア(東京/大阪)

シチズンウオッチグループの主要ブランドを、充実したコレクションでご提案する旗艦店です。すべてのお客様に時計の楽しさや魅力を感じていただき、何度も足を運びたくなるウオッチストアを目指しています。

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シチズン プレミアムドアーズ

シチズンのプレミアム3ブランド「The CITIZEN」「Eco-Drive One」「CAMPANOLA」の個性的な魅力を紹介する空間として誕生したシチズン プレミアムドアーズ。それぞれの独自の世界観を存分に体感いただけます。

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