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STORY 03

海洋保護は、 人生そのもの。

Dr. MARK ERDMANN マーク・アードマン

コンサベーション・インターナショナル アジア太平洋フィールドディビジョン、海洋、バイスプレジデント

コンサベーション・インターナショナル アジア太平洋フィールドディビジョン、 海洋、バイスプレジデント

DISCOVER

Dr. MARK ERDMANN
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INTRODUCTION イントロダクション

Dr. MARK ERDMANN マーク・アードマン

コンサベーション・インターナショナル アジア太平洋フィールドディビジョン、 海洋、バイスプレジデント

コンサベーション・インターナショナル・アジア

太平洋地域のバイスプレジデントであるマーク・

アードマン氏は、さまざまなジンベイザメ保護プ

ロジェクトの責任者である。保護活動をはじめる

ことになったきっかけや、なぜいまジンベイザメ

の保護が重要なのかについて、話を聞いた。

コンサベーション・インターナショナ

ル・アジア太平洋地域のバイスプレジデ

ントであるマーク・アードマン氏は、さ

まざまなジンベイザメ保護プロジェクト

の責任者である。保護活動をはじめるこ

とになったきっかけや、なぜいまジンベ

イザメの保護が重要なのかについて、話

を聞いた。

PROFILE

SYMBOL OF THE SEAS

PLAY MOVIE

スペシャルムービー

Dr. MARK ERDMANN
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02

THE STORY ストーリー

7歳のころには、 すでに海洋生物学者になろうと 決めていました。 I’D DECIDED I WANTED TO BE A MARINE BIOLOGIST FROM ABOUT THE AGE OF SEVEN.

Dr. MARK ERDMANN

© A Mehta

海洋保護活動家になったきっかけ。

私はアメリカのサウスカロライナ州の田舎で育ったのですが、子供のころは小川や湖で魚やカメをよく捕まえていました。夏になるとフロリダ州にある祖父母宅を訪れ、海で泳いでばかりいました。子供のころに大好きだったTV番組は、The Undersea World of Jacques Cousteau(「クストーの海底世界」)で、7歳のころには、すでに海洋生物学者になろうと決めていたのです。その夢に向かって、大学では海洋生物学を専攻し、卒業後はそのまま博士課程に進み、サンゴ礁の生態学を研究しました。

Dr. MARK ERDMANN

© GR Allen

1990年代に東南アジアで博士課程のフィールドワークを行っていた時、私はサンゴ礁の保護活動を自分のライフワークにしたいと決意しました。そして2004年にコンサベーション・インターナショナル(CI)に採用され、この地域での海洋保護活動がスタートしました。

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海に住む世界最大の魚を 絶滅させてしまったら、 人間の役目はいったい何なのでしょう? 海に住む世界最大の魚を 絶滅させてしまったら、 人間の役目はいったい 何なのでしょう? WHAT WOULD IT SAY ABOUT US IF WE ALLOWED THE LARGEST FISH IN THE SEA TO GO EXTINCT?

whale sharks

© Burt Jones

なぜ、ジンベイザメの保護が 重要なのか。

ジンベイザメについては、実はまだ分かっていないことがたくさんあります。しかし、ジンベイザメが海に住む世界最大の魚であるという事実だけでも、保護、そして審美的な観点から重要性があります。

whale sharks

海に住む世界最大の魚を絶滅させてしまったら、この地球を守る存在である私たち人間の役目はいったい何なのでしょう?ジンベイザメが海洋生態系において重要な役割を担っていることは明白です。ジンベイザメはプランクトンや餌となる小さな魚を大量に食べ、自らの排泄物で海洋・深海を肥沃にする、つまり沿岸の浅瀬から栄養物を移動させるという重要な役割を担っています。この行為は海洋生態系の動植物に対してだけでなく、二酸化炭素の吸収、酸素の生成という面においても、プラスの影響をもたらしているのです。

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アジア太平洋では、 遭遇したすべてのジンベイザメを 写真に撮っています。 IN THE ASIA-PACIFIC, WE ARE PHOTOGRAPHING EVERY WHALE SHARK WE ENCOUNTER.

CI projects to monitor and protect whale sharks CI projects to monitor and protect whale sharks

© Shawn Heinrichs

ジンベイザメを個体別に 観察・保護する方法。

ジンベイザメの身体にある模様は、人間の指紋のように個体によって異なるため、この模様を手掛かりに個別のジンベイザメを特定することができます。アジア太平洋地域では、私たちは遭遇したすべてのジンベイザメを写真に撮り、後で追跡できるようデータベースに「フォトID」として保存しています。こうすることでジンベイザメにとって重要な餌場を記録するとともに、その回遊行動を明らかにすることが可能になります。

人工衛星を使ったタグ付け技術も活用しています。これによると、ジンベイザメは通常深海1,800メートルまで潜水すること、また14カ月の間に23,000kmを超える長距離移動をすることが分かっています。ジンベイザメの行動について知ることは、大規模商業漁船との衝突リスクが高い「ホットスポット」を特定するうえで役立っています。この他コンサベーション・インターナショナル(CI)では、インドネシア政府や地元コミュニティと協力して、ジンベイザメを主役にしたエコツーリズムの開発にも取り組んでいます。

Dr. MARK ERDMANN
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地球の約70%が海であることからも、 海が最も重要な資産であることは 言うまでもありません。 地球の約70%が 海であることからも、 海が最も重要な 資産であることは 言うまでもありません。 AS 70% OF OUR PLANET, OCEANS ARE UNQUESTIONABLY THE MOST IMPORTANT ASSET.

Conservation International

© Nick Hawkins

海への脅威と、どう向き合うか。

海が直面している脅威は数えきれないほどあるうえに、複雑です。たとえば魚の乱獲や破壊的な漁法、誤った沿岸域管理が浸食や沈殿物および海洋汚染を引き起こしていること、気候変動が海洋の温暖化と酸性化をもたらし循環パターンを変化させていることなど、深刻さも増しています。コンサベーション・インターナショナル(CI)では、こういった重大な各脅威に焦点を合わせた取り組みを推進しています。

Conservation International

© Nick Hawkins

海は私たちにとって非常に大切な存在です。海は食料源であり、気候の調整役であり、大量の酸素の発生源でもあるうえに、二酸化炭素を吸収する役割も担っています。また観光業の中心でもあります。海が苦しめば、私たち人間も劇的に苦しむでしょう。食料や酸素の量が十分でなくなり、異常気象、不快な気候が増えるでしょう。地球の約70%が海であることからも、私たち人類の未来を守るうえで、海が最も重要な資産であることは言うまでもありません。

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海によい影響を与えられるように 人々が行動を変えることは、 実はとても簡単です。 IT’S EASY FOR PEOPLE TO CHANGE THEIR BEHAVIOUR IN A WAY THAT HAS A POSITIVE IMPACT.

What we as individuals can do to help save the oceans

© Shawn Heinrichs

海を守るために、 私たち一人ひとりができること。

海によい影響を与えられるように、人々が行動を変えることは、実はとても簡単です。持続可能ではない、または破壊的な漁業で捕獲された海産物を買わないように気をつけたり、気候変動を抑えるために化石燃料や電気の使用を減らしたりすることもできます。海へ休暇に出かける時は、厳格なサステナビリティ方針を掲げているホテルを選ぶこともできます。たとえば持続可能な海産物のみを調達する、海洋汚染を防止する、下水やプラスチックゴミが海に入るのを防ぐ、地域コミュニティの暮らしに貢献する、といった方針を掲げているホテルを選ぶだけでいいのです。

What we as individuals can do to help save the oceans

© Jos Pet

結局のところ、私たちの一つひとつの選択が重要なのです。そしてもちろん、特に関心のある人は、海洋保護に積極的に取り組んでいるコンサベーション・インターナショナル(CI)のような保護団体に直接貢献することを検討してみてもいいと思います。

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ダイビングは大好きな趣味。 それは何のために戦っているのかを 「思い出す」ための時間。 ダイビングは大好きな趣味。 それは何のために 戦っているのかを 「思い出す」ための時間。 DIVING IS MY FAVORITE HOBBY AND SEARCHING FOR NEW SPECIES A FAVORITE PASTIME.

Dr. MARK ERDMANN

© Douglas Seifert

生涯のミッション、 そしてダイビング。

保護活動は終わりのない仕事なので、時には落胆することもあります。状況が改善してうまくいくこともあれば、大きな挫折に直面することも少なくありません。自分たちの活動に楽観主義と情熱を持ち続けるために、時には自然の中でゆっくりと過ごし、何のために戦っているのかを「思い出す」時間も重要だと思っています。このため、私にとっては定期的にサンゴ礁の海に潜ること、そして保護に取り組んでいる森林の中を散歩することが欠かせません。こうすることで私は信念を保つことができるのです。

Dr. MARK ERDMANN

ダイビングは大好きな趣味でもあり、この30年間新種の生物を探して気晴らしをしています。これから20年、もしくはそれ以上、ダイビングは続けていくつもりです。

PROMASTER PROMASTER

PRODUCT 製品

NEW MODEL

Eco-Drive Diver 200m

BN0225-04L

世界限定5,000本

※本モデルは販売を終了しております。

Eco-Drive Diver 200m

海の象徴的存在が、 いま、伝説と出会う。

コンサベーション・インターナショナルについて

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