「世界の
ソフトコーラル・
キャピタル」
と呼ばれる島
FIJI
南太平洋の300以上もの島々からなるフィジーは、ニュージーランドの北東およそ1,770キロに位置しています。「世界のソフトコーラル・キャピタル」として知られ、ダイバーが長旅をしてでも訪れたい場所です。
※ソフトコーラル:サンゴの中でも軟質の組織で構成された「柔らかいサンゴ」のこと。
激しい潮流が栄養豊富な海水を運んでくるため、10,000平方キロメートル以上にも広がるサンゴ礁に、350種類以上のサンゴ、1,200種類もの魚類、5種類のウミガメなどさまざまな海洋生物が生息しています。潮流の激しさが増すとサンゴが膨らんで輝くことから、潜るたびに海底の景色が変わってゆくのも特徴です。
フィジーのソフトコーラルをもっとも楽しめるのは、タベウニ島とバヌアレブ島の間にある狭い「ソモソモ海峡」。ここには20以上のダイビングポイントがありますが、その中でも真っ白に輝くサンゴに覆われた断崖が見られるのが「グレートホワイトウォール」です。
このほかにも、フィジー初の国立海洋公園である「ベンガ ラグーン」では、オオメジロザメやイタチザメなど、8種類のサメを見ることができます。また、「シャークフィンリーフ」というダイビングスポットにおいては、地元のダイビング会社がこのエリアを独占的に利用できる権利と引き換えに、漁業権を放棄した2つの地元の村に納付金を支払うなど、エコツーリズムの新しい形もはじまっています。
*この記事は、フィジー政府観光局、Tripadvisor、National Institute for Environmental Studiesなどのサイトを参考に作成しました。