火山がつくりだした
表情豊かな海底
HAWAII
ハワイは北太平洋に浮かぶ137の島々からなる群島です。ハワイ諸島最大のハワイ島には、世界でもっとも活発な火山であるキラウエア火山を含め、5つの活火山があります。火山により生まれた島であることから海中の地形が複雑に入り組み、また孤立した場所にあるため、固有種を含め豊富な海洋生物が生息しています。
ハワイ諸島でダイビングができる島は限られています。ハワイ島の西海岸沖でのナイトダイビングでは、巨大マンタが頭上でろ過摂食をしている姿を眺めることができます。また人工岩礁を作るためにオアフ島沖に沈められた「YO-527」や「サンペドロ号」では、たくさんの海洋生物を見ることができます。
ハワイ諸島には約40種類ものサメが生息しています。オアフ島のノースショアでは、サメと一緒に泳ぐことができますし、カウアイ島ではウミガメと泳ぐこともできます。またラナイ島には、暗い洞窟に光が差し込む溶岩洞「Cathedral(大聖堂)」があります。
ハワイは、1967年に初めて海洋生物保護区の指定が行われ、2020年現在、その数は11区域に広がりました。そのうち3つの保護区域では、海洋生態系を守り、生息する海洋生物の数を増やすために、漁業や採取などが制限、または禁止されています。
*この記事は、ハワイ州観光局、Tripadvisor、National Institute for Environmental Studiesなどのサイトを参考に作成しました。