サテライト ウエーブ GPS

旅する人のために

地球上のどこにいても正しい時を刻み続ける。世界を旅する人のために生まれた「サテライト ウエーブ GPS」は、宇宙空間を周回するGPS衛星から位置・時刻情報を取得し、時刻を自動修正するテクノロジー。そこにはグローバル企業のシチズンならではの挑戦がありました。
* GPSはGlobal Positioning Systemの略


旅好きな人が、都市ばかり旅行するとは限りません。サテライト ウエーブ GPSの受信エリアは、世界の39タイムゾーンをカバーします。だから、砂漠でも海洋でも雪山の山頂でも、地球のどこにいても正しい時刻を手に入れることができます。
* モデルによって対応するタイムゾーンが異なります。


サテライト ウエーブ GPSは位置情報も取得します。だからどこへ移動しようとも、GPS衛星の位置・時刻情報から、いつでもその場所の現在時刻と同期することが可能。アメリカ大陸横断のようなタイムゾーンをまたぐ旅でも安心です。
※ サマータイムは手動修正になります。


旅先に着いたら、すぐに現地時刻を知りたい。サテライト ウエーブ GPSなら、位置情報を最短30秒で受信。時刻情報は世界に先駆けて最短3秒という速さで受信し、どこにいてもスピーディーな時刻合わせを可能にしました。
* 2015年、シチズンは光発電GPS衛星電波時計として世界で初めて最短3秒を実現。

About Satellite Wave GPS

サテライト ウエーブ GPSには
こんな技術が詰まっています。

人工衛星とやりとりする技術。

サテライト ウエーブ GPSは、約2万km離れた宇宙空間を周回するGPS衛星から、位置・時刻情報を取得し、時刻・カレンダーを自動修正する技術です。建物や木々など衛星電波を遮るものが少ない屋外で、文字板を空に向けて操作することで、現在の正確な時刻と同期することができます。

全世界の
39タイムゾーンをカバー。

サテライト ウエーブ GPSの受信エリアは、全世界のタイムゾーンのうち39タイムゾーンをカバー。地球上のほとんどの場所に対応します。
* モデルによって対応するタイムゾーンが異なります。

おおまかな世界地図と時差

※表に記載されている情報は2016年1月現在の情報です。国や地域の事情により、時差は変わることがあります。

受信→表示。
スピード勝負です。

より短時間でその国/地域の時刻情報を受信し表示することが、お客様にとっての利便性につながるはずだから。シチズンでは、さまざまな試行錯誤を重ね、スピードを追求し続けています。

  • シチズン独自のアルゴリズム

    何千ものプログラムを組み、テスト・修正を繰り返し、シチズン独自のアルゴリズムを開発。世界最速レベルの最短3秒での時刻情報の受信を実現しました。

    *アナログ式光発電GPS衛星腕時計として。2023年9月、当社調べ。

  • 高速モーター

    製品の特長に応じた高速モーターを搭載。GPS衛星から時刻情報を受信し、スピーディーな針の動きで正しい時刻を表示します。

旅先の時刻を
ダイレクトに。

旅先で便利な「ダイレクトフライト」。現地時刻を知りたい時に、いつでも正しい時刻を表示します。国境を超えて活躍する人になくてはならない機能です。ダイレクトフライトには2つの種類があります。

ダイレクトフライト 2ステップで旅先の時刻に。

いつでも旅先の時刻を表示できる「ダイレクトフライト」。りゅうずを一段引いて、秒針を都市名に合わせるだけで、選択した都市の時刻を表示。2ステップで、希望の時刻が手に入ります。

ダブルダイレクトフライト 2つの都市の時刻を表示。

ホームタイムとローカルタイムの両方を表示できる「ダブルダイレクトフライト」。2つの都市時刻を直感的な操作でそれぞれ単独で設定できます。また「ダイレクトチェンジ」搭載モデルでは、2時と4時のボタンを同時にワンプッシュすることで、ホームタイムとローカルタイムを瞬時に入れ替え可能。離れた都市で過ごす家族を想って時刻を入れ替えるなどのシーンで使うことができます。

Satellite Wave GPS Story

サテライト ウエーブ GPSの
挑戦と進化のストーリー。

正確な時を
世界中の人々へ。

世界中でより多くの人に正確な時刻を届けたい。 その思いのもとシチズンの衛星電波時計「サテライト ウエーブ GPS」の開発は始まりました。開発当初、短時間で時刻情報だけを受信する時計専用のGPSチップは存在しておらず、シチズン社内で開発を行い、製品化を成功させることは、まさに時計の未来を切り拓く挑戦でした。
* GPSはGlobal Positioning Systemの略

世界初の
光発電衛星電波時計、誕生。

試行錯誤の結果、2011年に生まれたのが、世界初となる光発電衛星電波時計「Eco-Drive SATELLITE WAVE」でした。宇宙、太陽、光など、地球や衛星を感じさせるデザインが特長で、当時のシチズンの技術、そして美へのこだわりが集結したモデルとなりました。

スピードへの挑戦。
そして…

いかに短時間でストレスなく正しい時刻を表示できるか。シチズンはその課題に向き合いました。その結果、2014年に時刻情報を最短3秒で受信する「Eco-Drive SATELLITE WAVE F100」を発表。時針、分針、秒針の3針それぞれに独立したモーターを搭載することで、ストレスのない時刻合わせを実現し、当時世界最薄の衛星電波時計を完成させました。スピードの追求が、ストレスのない時刻合わせを実現したのです。

GPS機能、
始動。

2015年、シチズンは、時刻情報だけでなく、位置情報と時刻情報の両方を取得できるモデルを開発。スピードというコンセプトを受け継ぎつつ、薄さを追求した多機能時計によってGPS機能を最大限に発揮する「Eco-Drive SATELLITE WAVE F900」を生み出しました。
BASELWORLD2015で発表したこの腕時計には、針の正回転と逆回転の高速回転を可能にするモーターを搭載。スピーディーに正確にその場所の時刻を表示する、当時世界最薄の多機能GPS衛星電波時計となりました。
*2018年9月当時、当社調べ。

旅を愛する
すべての人へ。

2020年代前半に起きた世界的なパンデミックは、人類にとって旅が欠かせないものだと再確認した時間でもありました。訪れたことのない場所へ行くこと、さまざまな人に出会うこと、初めての風景に触れること。その経験自体によって、私たちは成長できるのだと思います。シチズンは旅を愛するすべての人のために、これからも世界中で正しい時を刻む時計づくりに挑戦し続けます。

※ 現在は生産されていないモデル、日本未発売モデルも掲載されています。