実は、私たちの身の回りには、時計にズレを生じさせるものがたくさん存在しています。
誤作動の大きな要因となるのは、主に磁気と衝撃。
それらの影響を軽減する先進技術が「JIS1種耐磁」「衝撃検知機能」「針自動補正機能」の
3つの機能を一体化させた『パーフェックス』です。
ズレない時計をつくる。
シチズンはこの大切なテーマに早くから取り組み、より正確な時刻表示を可能にしています。
通常の時計だと、ぶつけた衝撃で針がズレてしまうこともあります。でもシチズンの『パーフェックス』なら、衝撃を受けたその瞬間に衝撃を検知して針がズレるのを防いでくれます。そして、もしズレたとしても、針の位置を自動的に補正してズレを修正します。
つまり、『パーフェックス』は、衝撃を受けた瞬間に針がズレないように防止するだけでなく、万一針がズレた時に正確な位置に補正するという、"石橋を叩いて渡る"機能なのです。時計をぶつけても針がズレることのない安心感を実感してください。
パーフェックス(Perfex)とは、「JIS1種耐磁」「衝撃検知機能」 「針自動補正機能」という3つの機能を一体化させ、より正確な時刻表示を可能にしたシチズン独自の先進技術です。時計の針をいかにズレないようにするか、そしてもしズレてもいかに早く補正するか。正確な時刻を表示するためのシチズンならではのテクノロジーがここにあります。では、一つひとつ見ていきましょう。
「JIS1種耐磁」とは、時計の誤動作の大きな原因であるテレビや携帯電話などが発生する磁気を防御するテクノロジーです。
ここで言うJIS1種耐磁時計とは、直流磁界4,800A/mに耐えられる水準です。これは、日常生活において、磁界を発生する機器に時計を5cmまで近づけても、ほとんどの場合性能を保持できる水準です。
電波時計と耐磁性能
シチズンは電波時計に耐磁性能を組み込むことにチャレンジしてきました。電波時計は、標準電波を受信して自動的に正しい時刻に修正する機能。この「電波を受信する」という機能と、「磁気を防御する」という相反する機能を、同時に実現するのはとても難しい課題でした。シチズンはこの電波受信能力と耐磁性能を高次元で両立することに成功。アンテナ内蔵型電波時計でJIS1種耐磁時計を実現しました。
外部からの衝撃をすばやく検知し、ICによって針を制御し、針ズレを瞬時に防止する機能です。
腕時計が衝撃を受けるとモーターに電気信号が流れ、ローターを一瞬でロックし、再び針を動かします。これだけの処理を行うのに要する時間は、わずか約1,000分の1秒。ショックや振動に人が気づく時にはすでに針はロックされ、針のズレを防止し、正確な時を刻み続けます。
例えるなら、クルマのエアバッグ。
衝撃検知機能は、クルマに例えるならエアバッグのような機能。常に正確に時を刻むという時計本来の機能にこだわるシチズンでは、特殊なハンマーと計測機で試験を繰り返し、この機能を実証。ある基準を超えた強い衝撃の時のみに作動する独自の機構を開発しました。ズレたら補正するだけではなく、ズレないように防止する。これが、正確に時を刻み続けるためのテクノロジーを支える発想です。
万一針ズレが発生した場合に、針の位置を補正する機能です。
針位置検出システムのセンサーにより一定時間ごとに針位置を検出。万一IC内時刻カウンターとのズレが発生していた場合、その誤差を測定し、針を正しい位置まで移動させます。
ズレない時計のためのテクノロジー『パーフェックス』を搭載した、世界4エリア対応の高感度電波受信システムです。日本、中国、アメリカ、ヨーロッパの4エリアで、標準電波をフルメタル外装の電波時計として高感度で受信します。特にアメリカでは、コロラド州の送信所から半径約3,000km圏もの受信が可能。パーフェックスと合わせることで、電波時計の正確さをさらに追求した、シチズン独自のテクノロジーです。
※ 図は受信範囲の目安です。
※ 地図表現、標準電波の発信域を示す円はイメージで、電波受信可能範囲を保証するものではありません。
※ 受信可能な範囲はモデルによって異なります。
※ 電波ノイズが発生しやすい場所や、電波の届きにくい環境条件では、電波を正確に受信できない場合があります。
※ 国や地域の事情により、時差や都市名は変わることがあります。