シチズンはムーブメントを自社で開発・製造していますが、そこには常にチャレンジが求められます。一部を設計するのではなく、その腕時計を俯瞰で捉え、コンセプトを追求するところからムーブメントづくりがはじまります。たとえば世界一薄い腕時計の開発には、世界一薄いムーブメントが不可欠、というように。ムーブメントは腕時計の心臓部です。その腕時計の鼓動がどんな時を刻むのかは、ムーブメントしだいなのです。
シチズンの時計は、すべてが手作りではありません。なぜなら、工程によっては、機械は人には不可能な精度と速度で時計のさまざまな部品をかたちづくることができるからです。特に腕時計の心臓部であるムーブメントは、人の手の感覚と、高精度な自社製の工作機械とを組み合わせることで、生み出されます。それは、マニュファクチュールだからできる、人と機械の共同作業です。