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俳優・岡田将生が語る
シチズン「アテッサ」
表現への熱量はときを重ねるごとに増えていく。
「昨年頃から半径1mの集中力が
ものすごく高まってきた気がします」

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稀代の表現者が見出す、作品づくりへの情熱と「アテッサ」が共鳴する地点―

俳優・岡田将生さんが出合ったシチズン アテッサのACT Line(アクトライン)。出演作はどれも話題に。今や指折りの演技派俳優として充実のときを迎えている岡田さんですが、現代の表現者にとって時計はどんな存在と映るのでしょうか。100年以上の歴史を重ねてきたマニュファクチュールであるシチズンの腕時計『アテッサ ACT Line/「AT8185-62E」』を手に、時計について、そして自身の表現について語っていただきました。

朝のルーティンは
シャワー、コーヒー。そして時計

これまで数々の作品に出演し、幅広い役を演じてきた俳優の岡田将生さん。ライフスタイルを語るうえで、時計は欠かせないアイテムなのだと言います。

「僕、仕事に行く前のルーティンがあって、ベッドから起きて、水を飲んで、コーヒーを淹れるんです。シャワーを浴びている間にコーヒーができているので、それを飲んで、支度をして、時計を着けて家を出る。言ってみれば、時計は外出のスイッチ。時間の確認もスマートフォンではなく断然時計派。身に着けるアイテムとしてすごく好きなんです」
着用イメージ
時計を着けるようになったのは20代の半ば。きっかけは、「大人の階段を登るためには何が必要か?」という話を友人のハライチ・澤部 佑さんとしたこと。

「そのタイミングでちょっといい時計を買いました。それ以来、『いい仕事をしたな』と思えたときや頑張ったと思えるとき、一つの区切りとして時計を買うようになったんです。以前、落語家の役を演じたときはセリフの他に落語も覚えなくてはならず、ものすごく大変でした。それでクランクアップ後にたまたま時計店へ足を運んでみると、心を奪われるような素敵な時計が…。そんなふうにして、身に着ける時計が増えていっています」

とはいえ、マニア的なこだわりはない。

「時計のうんちくみたいなものは全然知らないんです。時計は着けている人に似合っていれば、それでいいんじゃないかと思うタイプ。『値段の張る良い時計を持つべし』みたいな考え方もあると思うんですけど、僕としては値段の高い安いではなく、本人の雰囲気にマッチしているかどうかのほうが大事。そして、普段の時計はその日の服や場に合わせて使い分けています」
着用イメージ
手持ちの時計の中には、先輩の小栗 旬さんからいただいた時計もあるのだとか。もちろん、プライベートの場だけでなく、仕事の現場で時計に触れる機会も多い。

「役によっていろいろな時計を着けることがあります。だから、まず自分の時計が手元にあり、それを外して衣装の時計を着けて、撮影が終わったら役の時計を外して自分のを着ける…という流れ。そんなわけで、時計はもう公私を通してずっと一緒にいる相棒という感じですね」

この日着用したのは、『アテッサ ACT Line(アクトライン)/「AT8185-62E」』。その第一印象は、「シンプル。だけど武骨さもありますね」。

果たして、実際に着用してどんな感想を抱いたのでしょうか。

「軽いですね。すごく軽い。毎日着けるアイテムとして、軽さはとても大切だと思います。それになんというか、『気分やファッションを均一にさせてくれる時計』という印象を持ちました。どのシチュエーションにもぴったりと合うので。今日のコーディネートでも、この時計が合わせているのか、着ている服が合わせているのか…。どっちかわからなくなるくらい、何にでもマッチする時計だと思います。

シチズンは子どもの頃から当たり前のように生活の中にあるようなブランドで、とにかくシンプルさを追求されているイメージ。それは大人になった今でも変わらないですね」

商品イメージ

着用商品

エコ・ドライブ電波時計
(ワールドタイム機能)

AT8185-62E
¥159,500(税抜価格¥145,000)

遊びも仕事も謳歌する男性のための腕時計

ACT Line(アクトライン)は、スーツスタイルとカジュアルの両方で使えるシャープなデザインが魅力。削り出しのアート作品のような力強さを称えたケースは、ベゼル側面に配したオレンジの差し色が絶妙なアクセントとなり、「アテッサ」ならではの洗練された佇(たたず)まいと妥協のないデザイン性の高さを物語っています。

数多くの先端技術を開発・搭載してきたシチズン。それだけに、本モデルの機能性も抜かりありません。太陽光や室内のわずかな光を電気に換え、時計を動かし続ける光発電「エコ・ドライブ」によって定期的な電池交換は不要です。「10万年に1秒の誤差」とされる原子時計をもとに送信される標準電波を受信するため、常に正確なときを刻み続けます。

素材は独自技術の結晶である「スーパーチタニウム™」を採用し、驚きの軽さと高い対傷性も実現。ステンレスと比べて約40%軽量で、5倍以上の表面硬度を誇ります。また、光の約99%を透過させることで反射を抑えるクラリティ・コーティング技術によって、ビーチなど陽の強い環境下でも時刻をはっきりと読み取ることができるよう仕上げられています。
着用イメージ

「いい撮影現場だったね」だけで終わるのはイヤ

映画『ホノカアボーイ』『ドライブ・マイ・カー』、TVドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』をはじめ、代表作を挙げればキリがない岡田さん。若手実力派俳優として、振れ幅の大きい役柄を自由に行き来します。その豊かな表現の幅は一体どこから?

「作品の中で、どれだけこだわるか、という部分は常に意識しています。例えば、よく笑いの起きる明るい現場だったとしても、それだけで終わるのはすごくイヤ。その雰囲気でいい作品になれば問題ないのですが、そうならないことが過去に何度かあったんですよね。

これまでは時間に追われ、どこか妥協しなきゃならない瞬間があっても、それを『仕方ないか…』と思ってしまうこともありました。ですが、監督や現場の方々に対して『諦めないでやったほうがいいのでは』と言えるようにもなりましたね。30代に差し掛かった頃から、そこはこだわるようになりました」
着用イメージ
演技に対する熱量は年齢を重ねるごとに増しています。「昨年頃から半径1mの集中力がものすごく高まってきた気がします」とも。それでも、あくまで大切にしているのは自分よりも作品そのもの。

「僕のお芝居をというよりは、一つの作品が抱える意図を観ている方に伝えられればいいなと思っています。それが達成できたときはすごくうれしい。一つの作品があり、自分の役が世界観にマッチしているか、世界観を壊さないか、ということを特に気にかけています。それを満たしたうえでさらに、自分の表現が作品の質を向上させることにつながっていたら、やっぱりうれしいんですよね」

表現すること=楽しいこと

今年はこれからNHK連続テレビ小説『虎に翼』のクランクインが控えています。

「朝ドラは、他の共演者の皆さんがすでに長い期間撮影されている中へ途中から入ることになりますが、新たな刺激を得られる予感がしています。すごく楽しみ。良い1年になるんじゃないかと思っています」

尽きることのない、表現することへの情熱と渇望。その活力の源は「楽しさ」にあるようです。

「例えば演技の中の会話一つとってみても、工夫の余地があると思っています。『普通だったらこのテンポだけど、そこをあえてワンテンポずらしてみよう』とか。そういったことを肌で感じながらお芝居するのって、けっこう楽しい作業だなって。それが結果として楽しい表現になるんです」

自分の内から湧いてくるアイデアを加えることで、表現が豊かになる。そして、それが良い方向へ転がる。その対象は演技だけにとどまりません。例えばそれは、今年ミラノで開催されたマルニのコレクションに出演したときのこと。

「服と自分を見せるという表現に挑戦しました。どの角度が服をいちばんきれいに見せられるのか、着る人はどう動けばよいのか。そんなことを考えるのがとても新鮮でした。そういったファッション系のお仕事は、ここ1年ぐらいでお声がけいただくようになったのですが、自分としては楽しいステージを新たに見つけた感覚です。このシチュエーションだからこのメイクにしようとか、この服を着てみようとか。そうやって話をしている時間すら好きなんです」
着用イメージ
この日の撮影中もフォトグラファーやスタイリストらと積極的にコミュニケーションをとり、あれこれ意見を交わしている姿が印象的でした。主体的に表現をすることで活躍の場をどんどん広げている岡田さんが、この先目指しているものとは?

「映画やドラマなど映像作品におけるお芝居や、服を見せるモデルとしての活動。それらとはまた違う表現が舞台です。これはもう自分との戦いで、刺激だらけ。2時間も板の上に立ち続けるという試みは、ほかの表現とはまた違ったおもしろさがある。まだまだやってないことがたくさんあるので、もっと挑戦していきたいと思いますね」

色とりどりの手段で、自らを表現することに挑み続ける岡田さん。そんな彼の手元には、好きなことに向かって進み続ける人にこそ、ふさわしいシチズンの『アテッサ ACT Line/「AT8185-62E」』がよく似合います。

Profile

岡田将生

おかだまさき/1989年8月15日生まれ。東京都出身。スカウトをきっかけに2006年デビュー。2009年公開の『ホノカアボーイ』や『重力ピエロ』で初主演を果たし、国内映画賞の新人賞を多数受賞。翌年2010年の『告白』では日本アカデミー優秀助演男優賞を受賞。第94回米アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』では高槻耕史役を演じ、国内外から高い評価を得る。2024年度前期のNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、星 航一役として出演が予定されている。

Model / Masaki Okada
Photo / Makoto Nakagawa(CUBISM)
Styling / Yusuke Oishi
Hair & Make-up / Akari Isono
Text / Kotaro Tsuji
Edit / Ryutaro Hayashi(Esquire)

商品イメージ

着用商品

エコ・ドライブ電波時計
(ワールドタイム機能)

AT8185-62E
¥159,500(税抜価格¥145,000)