CITIZEN BETTER STARTS NOW

シチズン クロスシーは
「Because I am a Girl」キャンペーン
に賛同し、
世界の女の子たちを
応援しています。

「Because I am a Girl」は、国際NGOプラン・インターナショナルが展開する、
”世界の女の子たちが「生きていく力」を身に付けること”を目指すグローバルキャンペーンです。

途上国の女の子たちは、「女の子であること」で社会の底辺に置かれ、とても困難な状況にいます。
しかし、彼女たちに学ぶ機会をもたらすことが、彼女たち自身だけでなく、家族や地域、
国にとっても、貧困削減につながることが証明されています。
「女の子だからこそ」しっかり教育し、世界を変える力になってほしい。

シチズン クロスシー は、この活動に賛同し、売上の一部をプラン・インターナショナルに寄付することで、
世界の女の子たちの未来を応援しています。

2021 PROJECT

(2021年7月~2022年6月終了予定)

ベトナムにおける小中学校の
女子寮の環境整備プロジェクト

Socialist Republic of Viet Nam

ベトナム ハザン省 メオバック県
対象校:ルンプー小中学校

ベトナム少数民族の大部分が暮らす遠隔地や山間部の子どもたちは、国内の最貧層に位置づけられています。
ルンプー小中学校はそのような地域にあり、生徒の多くが学生寮で生活しながら学んでいますが、
その生活の中で様々な問題を抱えています。

学生寮ではトイレの老朽化、個室数の不足、整備されていない浴室など、
月経期間中の女の子たちが十分に身体を清潔に保つことができず、月経衛生管理に関する知識も不足しており、
女の子たちが月経期間を快適に過ごすことができません。
また、女の子の権利やジェンダー平等にかかる知識不足から、早すぎる結婚や妊娠等のリスクにさらされています。

本年度は、ルンプー小中学校の女子寮の環境整備およびジェンダー平等や月経衛生管理などに関するトレーニングを通じて、
特に学生寮で生活する女の子たちが安心して過ごせるようになるための支援を実施しています。
経過や具体的な成果は活動終了後にこのページでご報告いたします。

PROJECT ARCHIVE

過去の活動のご報告

2020
2019
タンザニアにおける
月経衛生管理プロジェクト

2019-2020

(2019年8月〜2021年3月)

タンザニアにおける
月経衛生管理プロジェクト

2019年、シチズン クロスシーは、タンザニアのプワニ州キサラウェ県スンギ地区において、
女の子が教育を受ける権利を守るため、月経中も安心して通学できるように
月経衛生管理プロジェクトを実施しました

United Republic of Tanzania

タンザニア連合共和国 キサラウェ県

現状と課題

タンザニア キサラウェ県の現状

この地域では、安全な水の普及やトイレの設置が進んでおらず、学校でもトイレや手洗い、
給水施設が整っていないために、学校を途中でやめてしまう子ども、とくに女の子が多いことが問題となっています。
また、非公式教育も普及していないため、中退した子どもたちは復学が難しいのが現状です。

女の子の月経をとりまく現状と課題

① 学校には、月経中に快適に利用できるトイレがなく、欠席する女の子がたくさんいる
② 男性教師は月経について理解度が低く、学校にいる間に月経がはじまると困ることが多い
③ 月経衛生管理の問題と解決策についての知識が乏しく、問題解決に意欲的な人が少ない

主な支援内容と成果

37の小学校と6の中学校、および生徒(男子23,000人、女子22,500人)と教師(約490人)に対して、
トイレの設置や月経トレーニングの開催など、適切な衛生管理を行い、
子どもたちが安心して教育を受けるための支援を実施しました。

女の子にやさしいトイレの設置

手洗い場や、月経中に衣類や布ナプキンを洗うことができるシャワー付の個室、
障がい者用の個室を完備した、女の子にやさしいトイレを設置しました。
女の子は月経中も安心して通学でき、教育を受ける権利が守られるようになりました。

完成したチャゴンベB小学校の女子トイレ

完成した女子トイレの前で喜ぶ女の子たち

衛生ゴミ焼却炉の整備

チャンゴべB小学校とムロガンジラ小学校に衛生ゴミ(使用済み生理用品等)焼却炉を設置したことで、
適切なゴミの処理が可能になり、学校の衛生環境が改善されました。

焼却炉の前で記念撮影をする女の子たち

焼却炉の使い方を習う女の子たち

給水設備の設置

チャンゴべB小学校とムロガンジラ小学校に給水設備を設置しました。
これによって、対象校のトイレに安定した水量を供給することができるようになり、
適切な手洗いや月経衛生管理、新型コロナウイルス感染症予防を行うことが可能になりました。

月経衛生管理トレーニングの実施

小学校37校で、教師・学校運営委員会・保護者からなる保健クラブを設立し、
月経衛生管理トレーニングを実施しました。
また、生徒たちに、クイズやグループディスカッションなど様々な手法を取り入れた
月経衛生管理トレーニングと、再利用可能な布ナプキンの製作指導を行いました。
貧困のため使い捨てナプキンを購入できずに、月経中は欠席していた生徒も学校に通えるようになりました。

保健クラブのトレーニングの様子

グループディスカッションの内容を発表する参加者

月経衛生管理ハンドブックの制作

月経衛生管理の基礎知識や、男の子が月経中の女の子を支援する方法を学ぶことができる
「月経衛生管理ハンドブック」を制作し、対象の小学校37校と中学校6校に配布しました。

月経衛生管理ガイドブックを見直すための会議

完成したガイドブックを受け取る対象校の生徒

サッカー大会開催などの啓発活動

対象6地域で、サッカークラブとネットボールクラブを設立し、学校対抗サッカー大会を開催しました。
大会には、小学校12校と中学校2校から、プレイヤーとして1445人、観客として約1500人の生徒が参加し、
試合の合間に、月経衛生管理、性差別などについて話し合う啓発セッションを実施しました。
このような啓発活動を通じて、差別や偏見をなくしていくための機運が高まりました。

女子生徒と男子生徒が一緒にプレイします

ユニフォームを着てうれしそうな子どもたち

試合の合間の啓発セッション

現地の声

女子トイレの建設、本当にありがとうございます。
以前のトイレは、ドアが壊れ、個室も2つしかなくて大変でした。新しいトイレは明るく清潔で、快適です。
月経中も安心して学校で学べるようになりました。

ムヒンディニ/チャゴンベB小学校の生徒

啓発活動を通じて、男性も月経衛生管理の大切さについて理解し、
女性をサポートするようになったと感じます。
月経問題を恥ずかしがっていた男性たちが協力的になりました。

エリザベス/チャゴンベB小学校教師

月経中に布切れを使用していたときは、娘を外出させない方が良いと思っていました。
生理用ナプキンを支給してもらったおかげで、娘が月経中でも安心して外出できるようになりました。

タツ/16歳の女の子ラマの母親

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2018 ネパールにおける
給水・衛生プロジェクト

2018

(2018年6月〜2019年6月)

ネパールにおける
給水・衛生プロジェクト

2018年、シチズン クロスシーは、ネパールの中部、マクワンプールの2つの地区と1つの中学校において、
“安全で衛生的な給水・衛生設備を利用できる環境をつくり、
ジェンダー平等の視点に立って衛生習慣を実践するための支援”を実施しました

Federal Democratic Republic of Nepal

ネパール連邦民主共和国 マクワンプール郡

現状と課題

ネパール マクワンプール郡の現状

この地域では、2015年4月の大地震で郡内の多くの給水・衛生設備が損壊し、
トイレの利用率が下がっていることに加えて、水衛生環境改善活動の優先度が低い状況にあります。
給水設備も老朽化し、水量・水質ともに問題があるとされています。

ジェンダー平等と、
給水・衛生設備の整備が課題

① やむを得ず、家から遠く離れた川や湧き水から水を汲んでおり、水汲みは女の子や女性の仕事とされている
② 水汲みに労力と時間を費やしているため、勉強や育児、生産的な活動に充てる時間が奪われてる
③ 給水設備が機能していないため、女性たちは不衛生な学習環境に置かれ、適切な衛生習慣も身につかない

主な支援内容と成果

マクワンプール郡にある2つの地区と1つの中学校への給水設備の設置、
地域住民1,197人および中学校の生徒605人と教師22人計1,824人に対する水衛生への意識啓発や月経衛生管理、
そして給水設備の継続的利用のための運営・管理体制支援を実施しました。

給水設備の設置とトイレ修繕

対象地域にて水源等の詳細な事前調査を実施したうえで、
水源の保護、土砂の掘削〜排水バルブの設置を行いました。
2地区で合計240世帯と3施設に水栓を設置、中学校には給水施設を設置しトイレを修繕しました。

水源の保護

配水バルブ

パイプライン設置のための土砂掘削

水衛生に関する意識啓発

583名に手洗い習慣などの水衛生に関する意識啓発イベントを実施しました。
また、家庭における水の管理やゴミ処理方法に関する研修も実施しました。

給水設備の運営・管理体制強化

給水設備の運営管理委員会を設立し、給水設備の運営方法に加えて、
ジェンダー、障がいのある人、女性、子ども、カーストなどの身分に関わらず、
給水設備は地域住民皆が使用でき、かつ使用しやすいものになるように研修を行いました。

月経衛生管理トレーニングの実施

水と衛生、月経衛生管理、生理用ナプキンの作り方に関する研修を
322人の女の子と女性に対して合計16回実施しました。

ジェンダーと月経衛生管理に関するオリエンテーション

女の子や女性に対する月経衛生管理の研修

活動を通して得た成果

① 対象地域にて、安全で衛生的な給水衛生設備を継続的に利用出来るようになりました。
② 女の子や女性が、水汲みに割いていた時間を、勉強や収入向上などの生産的な活動に使えるようになりました。
③ 水衛生管理委員会や学校関係者が給水設備の運営・管理能力を身につけました。
④ ジェンダー視点を取り入れた、水と衛生、月経衛生管理に関する意識啓発と能力強化がなされました。
⑤ 再利用可能な布ナプキンが使用され、女の子や女性が人前で自信を持って月経に関して話せるようになりました。
⑥ 対象校で、女子トイレに生理用ナプキンを交換する場所が設置されるようになりました。

完成した水栓

綺麗な水で食器洗いがしやすくなり嬉しい女性たち

現地の声

家に水栓が出来て安心して過ごせるようになったことが、一番嬉しかったことです。
水浴びや、経血がついてしまった衣類や布ナプキンの洗濯が、
以前は恥ずかしくてなかなかできませんでしたが、今はできるようになりました。

チナ/タハラ市第9区 学生18歳

プロジェクトによって、水を得るため授業に遅れることがなくなり、
衛生に関する研修で私たちの意識も変わりました。
毎朝の集会で適切な衛生習慣について話したり、生徒たちが交代で学校の美化活動もしています。

プラバット/デワキ中学校生徒 14歳

私は月経衛生管理のフォーカル・ポイントとして、
学校で生理になった生徒が容易にナプキンを入手できるようにしています。
学校で女子生徒が安心して過ごすことが出来るようになり、感謝しています。

ウマ・タパ/デワキ中学校教師

長年の夢であった給水設備ができて本当に嬉しいです。
プロジェクトは、女性のキャパシティを向上させ、家庭やコミュニティにおける水と衛生に関する
社会規範の変容に貢献してくれたと思います。

ラディカ・ハマル/マクワンプール・ガディ・ルーラル市第4区 給水設備運営管理委員会メンバー

このコミュニティでは水の入手が課題で、家から水汲み場までが遠く、
雨季や体調不良のときにはもっと大変な作業でした。
住民が給水設備の設置のために協力をし、無事設備を完成することができました。

ラム・プラサド・ティマルシナ/マクワンプール・ガディ・ルーラル市第4区議長

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2017 ネパールにおける女の子のための
月経衛生管理プロジェクト

2017

(2017年3月〜2018年2月)

ネパールにおける女の子のための
月経衛生管理プロジェクト

2017年、シチズン クロスシーは、ネパールのコシ県モラン郡にある8つの村において、
“女の子たちが月経中も快適に授業を受けるための支援”を実施しました。

Federal Democratic Republic of Nepal

ネパール連邦民主共和国 コシ県モラン郡

現状と課題

ネパール コシ県モラン郡の現状

この地域では月経は忌むべき不浄なものであり、月経中の女性は汚らわしい存在だと考えられています。
月経について公に話すことはタブーであり、その悩みも口にしてはいけません。
また、学校は衛生設備が整っていないので、女の子たちは月経中、快適に授業を受ける環境にはありません。

女の子の月経をとりまく現状と課題

① 社会では、月経中は4日間、体を洗ってはいけないという風習がある
② 家庭では、月経用ナプキンは、家族を含めて誰の目にも触れてはならず、
家族共有の石鹸を使って洗濯することも許されない
③ 学校では、トイレにナプキンを取り換えたり適切に廃棄できる設備、もしくはトイレ自体がない
④ ほとんどの女の子は月経中の2〜3日学校を休まなくてはならない

主な支援内容と成果

モラン郡にある32校の中学校・高校の生徒計6845人と、地域住民1万1,410人に対し、
女の子たちが月経中も快適に授業を受けることができるようにするため、そして、月経に関する知識を深め
女の子・女性への差別や偏見を軽減するための支援を実施しました。

月経衛生管理トレーニングの実施

学校の生徒たちや地域の人々に対し、衛生的な月経管理、月経にまつわる差別や偏見などについて学ぶ
月経衛生管理トレーニングを218回実施し、計7,821人が参加しました。

男女生徒たち

地域の女性と男性たち

布ナプキンの作り方を学ぶ地域の女性たち

イベントやメディアを利用した
啓発と知識普及

再利用可能な布ナプキン製作コンテストや、月経衛生管理クイズ大会、
スピーチコンテストなど、地域の人々に対して計8回、学校で計64回イベントを実施しました。
ラジオ番組を36回、テレビ番組を2回、路上演劇を32か所で上演、啓発映画を16か所で上映し、
月経衛生管理についての知識を広めました。

布ナプキン製作コンテスト

テレビ番組の収録風景

路上演劇のようす

学校の衛生環境の改善

32校で、校内の衛生環境を改善する月経衛生管理クラブを結成。
校内に「月経衛生管理スペース」を設置し、布ナプキンをいつでも購入できるようにしました。
また、トイレ・給水設備・手洗い場を修繕し、
外壁に月経管理に関するイラストやスローガンを描いたり、教材を配布しました。

布ナプキンの普及

女の子を対象に、安価で再利用可能な布ナプキン製作を指導する
トレーナーの育成トレーニングを実施し、
成人女性向けには布ナプキンを商品化し販売する方法を地域の女性たちに指導する
トレーナー育成トレーニングを実施しました。

トレーニングに参加した女の子たち

布ナプキンを作る女の子たち

布ナプキンを作る女性たち

保健キャンプの実施

保健キャンプを10回開催。
延べ1776人が産婦人科医による簡易健康診断を受診しました。

活動を通して得た成果

① 再利用可能な布ナプキンの作り方を習得し、技術を普及するトレーナーが200人育成されました。
② 清潔なナプキンを使う女の子や女性が、14%からほぼ100%に急増しました。
③ 女性起業家による安価な再利用可能な布ナプキンの製作と販路が構築されました。
④ 月経について人前で話せるようになり、月経のために学校を休む女の子が大幅に減りました。

現地の声

以前は学校のトイレに水もナプキンの予備もなく、月経中は家に帰らざるを得ませんでした。
今は学校のトイレに水も再利用可能な布ナプキンも月経衛生管理スペースもあり、
休み時間に友達と月経について話したり、布ナプキンを作っています。
私たちを冷やかしていた男の子たちも、今では布ナプキン作りを手伝ってくれます。

サミクッチャ/ミクラジュング村の中学生、15歳

今では皆が月経衛生管理と再利用可能な布ナプキンの使い方を知っています。
安全な月経衛生管理や布ナプキン製作が普及し、布ナプキンの製作と販売を仕事にする女性もいます。

サル・マヤ・マガル/ミクラジュング村の女性

これまで、女性たちは月経にまつわる多くの問題に苦しみながらも隠してきましたが、
プロジェクトのおかげで人前で月経について話せるようになりました。
今後は限られた地区予算から月経衛生管理の活動費を捻出すべきだと強く感じています。

グラブ・チャンド・マンダル/ジャハダ4地区委員長

学校に手洗い場と月経衛生管理スペースが設置されて、女子生徒たちはとても満足しています。
プロジェクトにより状況が一変したことをうれしく思います。

ブネシュワル・マンダル/シュリ・シヴサクティ中学校校長

地元の女性たちは、とても喜び感謝していました。
その姿に、こうした日常生活を変える活動が待ち望まれていると感じました。
将来、村役場はこのようなプロジェクトに予算を配分していきます。

レヌカ・プルダサッド・カフル/ウルラバリ村の保健担当官

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2016 マラウィにおける女の子のための
生計向上支援プロジェクト

2016

(2016年3月〜2017年4月)

マラウィにおける女の子のための
生計向上支援プロジェクト

2016年、シチズン クロスシーは、アフリカのマラウィ共和国南部州ムランジェ県のジュマと
ンカンダ2つの伝統的首長区において、“女の子のための生計向上支援”を実施しました。

Republic of Malawi

マラウイ共和国 南部州ムランジェ

現状と課題

マラウイ共和国の現状

マラウィでは毎年のように雨季には洪水、乾季には干ばつが発生しています。
2015年1月からの大雨とそれに伴う洪水では、100万人を超える人々が被災し約34万人が家を失いました。
中でも、約12万人の農業従事者とその農地4万2,000ヘクタールが被災したことで穀物10万トン分が失われ、
多大な経済的損失を受けました。

女の子と女性をとりまく課題

① 食料不足による発育の遅れは男の子より女の子の方が目立ち、女性が世帯主の家族の貧困が深刻化
② 自然災害が多く、女の子・女性の脆弱性が課題となっており、
日頃からのリスク低減支援や、災害を乗り越える力(レジリエンス)を高める活動が必要

主な支援内容と成果

南部州ムランジェ県のジュマとンカンダの2地域で暮らす15才から35才の女の子・女性80人に、
必要なスキルや知識を習得して収入を増やし、経済力を身に付けるための支援を行いました。
長期的には、この地域の女の子・女性の、自然災害に対するリスク減少と
回復力(レジリエンス)の向上につなげていきます。

村落貯蓄貸付グループの立ち上げ

専門家による3日間のトレーニングで小規模ビジネス管理・会計管理などを学び、
メンバー80人で6つの村落貯蓄貸付グループを立ち上げました。
村落貯蓄貸付グループから借り入れたお金で、ドーナッツや石鹸、野菜などの生産販売をはじめ、
様々な商売がスタートしています。

トレーニングは学校に通う女の子たち

十分なトレーニングの時間を要しました

労働対価による支援

女の子・女性80人が2週間の植林事業に参加し、7500MWK(約1200円)の給与を受け取りました。
彼女たちの収入増加とともに、地域の緑化により洪水対策にもつながりました。

植林にはみんなが熱心に参加しました

植林された苗

換金作物の栽培・加工技術
トレーニングの実施

県の計画開発局協力のもと、地元大学の専門家による、地元で栽培可能なバナナ、
マンゴ、トマトなどの果物や野菜を加工して商品化するための技術トレーニングを実施しました。
ジュースやジャム、ワインへの加工技術や、瓶詰めやラベル貼りの方法、予算管理についてのトレーニングも行い、
参加者の女の子・女性80人が技術を習得することができました。

スタディ訪問

― 1回目 ―
参加者80人のうち8人が、北部ムズズ市にあるトマトの保存・加工の会社“Kwithu kitchen” を訪問しました。
2010年に地元女性グループ50人でスタートしたこの会社は、
2013年には国内初のマラウィ人資本によるベンチャー企業に成長し、今では30人が雇用されています。

― 2回目 ―
参加者80人全員でゾンバ県のコミュニティ生活協同組合を視察しました。
販売網半径80kmにおよぶパン屋を運営するこの組合は、
パンの製造から販売までできる頑丈な建物を建てるためのレンガ造りを始めていました。
参加者は、こうした成功した女性たちの話に興味深く耳を傾け、大きな刺激を受けました。

現地の声

シングルマザーとして1人で3人の子どもを育てていますが、収入が低く
生活必需品を買うこともできませんでした。
でも、村落貯蓄貸付グループからの借り入れで始めたトマト販売で収入を得て、壊れた家の屋根を修理し、
子どもの学用品や制服を購入することができました。
今は米の栽培と養鶏も始めて、さらに収入を増やせそうです。

アイダ/32歳

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2016 ガーナにおける女の子ための
理数科学力向上支援プロジェクト

2016

(2016年3月〜9月)

ガーナにおける女の子ための
理数科学力向上支援プロジェクト

2016年、シチズン クロスシーは、ガーナのセントラル州にあるエクムフィ郡において、
“女の子ための理数科学力向上支援”を実施しました。

Republic of Ghana

ガーナ共和国セントラル州エクムフィ郡

現状と課題

ガーナ共和国セントラル州の現状

セントラル州は、ガーナ10州の中で3番目に貧しく、総人口約5万2千人のうち女性が54%を占めています。
ガーナ政府は産業や技術の振興を担う人材の育成を教育目標として掲げていますが、
セントラル州エクムフィ郡では、女の子の理科と数学に関する学習到達度が男の子よりも低いのが現状です。

この地域の女性教育の課題

① ジェンダーによる不平等や差別により、女の子に教育、とりわけ理数系教育は必要ないという考えがある
② 女の子の妊娠による中途退学が増加。出稼ぎで親が不在の家庭が多く、
子どもたちのケアが十分でないこと、ロールモデルがいないことなどが原因と考えられている

主な支援内容と成果

セントラル州エクムフィ郡で暮らす女の子103人に、
理科や算数など男の子が好きで得意と考えられてきた科目の学習を支援しました。
それにより女の子たちは、将来の選択肢を広げ、女の子を取り巻く課題を解決する能力と
リーダーシップを向上させることができました。

理数科教育に関する意識啓発活動

長老などの地域リーダーをはじめ、地域住民に対し女子教育、特に理数科教育の重要性に関する
意識啓発活動やトレーニングを行いました。

地域住民への説明会の様子

住民の様々な質問に対して、丁寧に説明しました

ガールキャンプの実施

合計103名の女の子を対象とし、算数・理科を勉強するための8日間のガールキャンプを実施しました。
また、ガールキャンプに参加した女の子の学習フォローアップや、
理数科クラブの結成から活動までの支援を行いました。

ガールキャンプに参加した女の子たち

中学1〜3年生のすべての学年から選びました

理数科系に関心をもってもらうため空軍基地を訪問

プラン職員と語り合う参加者

理数系教師のトレーニングの実施

対象12校から選ばれた理数系教師26人が、4日間のトレーニングを受けました。
創造的な授業、教室運営、わかりやすい副教材の作成について学びました。

わかりやすい教材を作る方法を学ぶ参加者

大学教授による指導

活動を通して得た成果

① 78%の女の子が高校進学の際に理数系科目を優先的に専攻したいと回答しました。
② 対象学校でのリーダー的な役割(生徒会やクラブなど)を担う女の子が10%増加しました。
③ 教師と生徒の関係性に改善が見られました。
④ 理数科クラブ存続のため、関連教育施設や行政担当官との協力体制を整えることができました。
⑤ 地元メディアに取り上げられ、女の子の理数科教育の重要性を広く訴えることができました。

Daily Graphic(ガーナ国営の新聞)の記事

現地の声

このプロジェクトを受けて、将来の夢へ向かって頑張る女の子たちからメッセージが届きました。

これまでは学用品を使い切ったら、学校を休まなくてはなりませんでした。
学用品をもらったおかげで両親の負担が減ります。今日は私にとって最高の1日です。

アンナ

制服、通学かばん、サンダルをもらってとても嬉しいです。
これまでは、学用品がなくて学校を休むことがありました。
今は毎日学校に通い、一生懸命勉強して、自分に自信が持てるようになりました。

ポーリーナ

女の子からのメッセージ

ビクトリアは生まれてすぐに母親が家を出てしまい、祖父母に育てられました。
学校には行かせてもらえましたが、学用品を買うお金は、自分で稼がなくてはなりませんでした。
遠くまで、パイや魚などを売りに出かけて、売上の一部で自分の制服や学用品を買い、
残りは祖父が日常品を買うためにした借金の返済に充てていました。

「逆境に負けずに夢をかなえたい」

ビクトリア/13歳

銀行に勤めるのが夢です。高校進学を希望していますが、数学がとても苦手でした。

でも、キャンプに参加したことで苦手意識をなくすことができ、もっと数学を勉強しようと先生たちに積極的に質問するようになりました。

このプロジェクトのおかげで努力すれば何でもなれると思うようになり、キャンプ後には理数科クラブのメンバーになりました。
下級生たちもクラブを続けてくれると嬉しいです。

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2015 マリにおける
女性の生計向上プロジェクト

2015

(2015年1月〜12月)

マリにおける
女性の生計向上プロジェクト

2015年、シチズン クロスシーは、西アフリカのマリ共和国セグー州バルエリ活動地域で、
生計向上を目的とした支援を実施しました。

Republic of Mali

マリ共和国 セグー州・バリエリ

現状と課題

マリ共和国の現状

マリ共和国では、社会文化的背景やイスラム教を中心とした宗教的な事情により、
18歳以下の女の子たちが結婚を強いられるなど、早すぎる結婚が数多く見られます。

女の子や女性をとりまく課題

① 早すぎる結婚により、女の子たちは教育や職業スキル習得の機会の損失
② 経済力のない女性の立場は弱く、年長の夫から暴力と虐待を受けることが多い
③ 離婚しても、教育と職業スキルがない女の子が収入を得る手段を見つけるのは極めて困難
④ 貧困の中で教育の機会を奪われ、様々な権利を侵害されるという悪循環に陥る危険がある

主な支援内容と成果

女の子と若年層の女性を
対象とする職業訓練

早すぎる結婚のリスクが高い、学校を中途退学した女の子15人を対象に、
5か月間の職業訓練トレーニングを行いました。
職業訓練センターまでの移動手段とその費用についても支援しました。
女の子たちは熱意をもって訓練に参加し、基礎的な技術を身に着けることができました。

― 縫製コース(11人)―
基礎的な技術が確実に身に着き、
今後、より複雑で洗練された洋服を作る技術を身に着けることが期待されています。

― 石鹸製造コース(3人)―
いくつかの石鹸の作り方を習得し、
泡立ちを良くするという難しい技術も身につけることができました。

― 染色コース(1人)―
濃淡のバリエーションが豊かな藍色の染色に加え、
様々な色を混ぜ合わせる複雑な染色技術も身につけることができました。

ミシンの使い方を練習する女の子

石鹸づくりに参加した女の子たち

ただ 1 人の染色コースの女の子

2015年10月11日、「国際ガールズ・デー」のイベントにあわせて、
プラン・インターナショナルと女性推進・子ども・家族担当省が共催した、
訓練生の女の子たちへの道具と資材の贈呈式が行われました。
列席したケイタ・アミナタ大統領夫人が、自身主導による「早すぎる結婚をなくす国家キャンペーン」の
始まりを宣言し、訓練生に支給品を手渡しました。

道具と資材の贈呈式

ケイタ・アミナタ大統領夫人(写真中央)と女の子たち

早すぎる結婚をした
若年女性への収入増加支援

2015年6月、すでに早すぎる結婚をした女性10人に対し、収入増加支援の一環として、
地元パートナー団体による5日間の技術トレーニングを行い、
彼女たちが自分で選んだ商売に必要な道具や資材を提供しました。
女性たちは適切なアドバイスを得ながら収入増加を開始し、
小ヤギが生まれるなどの成果が出はじめています。

参加者たちは熱心にトレーニングに参加しました

ヤギは順調に育っています

「早すぎる結婚監視委員会」
のフォローアップ

村長、宗教指導者たちなど地域リーダーへの意識啓発活動や、
「早すぎる結婚監視委員会」メンバーに対するフォローアップ研修などを実施しました。

― 地域の動き ―
プロジェクト対象のある村では、宗教指導者が13〜16歳の10人の女の子の結婚式を拒否しました。
13〜15歳の4人の女の子が学校を中途退学して結婚をすることを知った
「早すぎる結婚監視委員会」メンバーの説得により、結婚が中止されました。

― 行政の動き ―
バルエリ市長は、18歳に達していないカップルには結婚証明書を発行しませんでした。
長く根付いてきた早婚の慣習を完全になくすことは難しく、行政は公立学校とイスラム学校に対して、
教師と子どもへの「子どもの権利」トレーニング活発化の要望を出しました。

地域の成人女性の
農業を通じた生計向上支援

― ケメナ村の学校菜園用の種子支給 ―
2015年6月に、トマト、キュウリ、パプリカなど計19種類の種子約1.6キログラム分、
肥料20キログラム分、さらに農薬を学校菜園用に支給。収穫高向上と収入増加が期待されています。

― 給水用ソーラーパネルの設置 ―
2015年7月に、ソーラーパネルと用水路の設置を行いました。
これによって、女性たちの水汲みや畑仕事などの負担が減るとともに、
長期的な収入増加が期待されています。

菜園の世話をする女性たち

設置されたソーラーパネル

現地の声

私は中学1年で中途退学し、希望を失っていました。
そんなとき、このプロジェクトに、好きな石鹸づくりで参加できることになりました。
トレーニングを通じて学ぶことができて嬉しいです。

石鹸づくりに参加したファティ・ディアロ/13歳

私は大きくなったら医者になって子どもの役に立ちたいです。
私は両親に、19~20歳になる前に子どもを結婚させると、出産が理由で本人や赤ちゃんが亡くなるような、
予想もしなかった悪い結果を招くことを教えたいです。

バティスタン/14歳 小学6年生

様々な意識啓発活動の結果、徐々に早すぎる結婚の弊害が理解されるようになってきました。

ムサ・クリバリー/75歳 村長

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2015 パキスタンにおける
女の子のための教育プロジェクト

2015

(2015年1月〜12月)

パキスタンにおける
女の子のための教育プロジェクト

2015年、シチズン クロスシーは、
パキスタン ギルギット・バルティスタン州ディアメール郡のイスラム女子学校2校において、
公教育カリキュラムの導入と学習環境整備支援を実施しました。

Islamic Republic of Pakistan

パキスタン・イスラム共和国
ギルギット・バルティスタン州ディアメール郡

現状と課題

パキスタン・イスラム共和国の現状

国民の多くが農業で生計を立てるパキスタンでは、
約4人に1人が国際貧困ライン(1日1.25ドル)以下の厳しい生活を送っています。
部族文化と宗教指導者の影響が強い父権社会で、教育の場は限られており、
女の子が教育を受けやすい環境にはありません。

ディアメール郡の教育現場の課題

① 自治体の予算不足から教育環境が未整備で、安全性や衛生面に問題がある
② 女の子の教育に対する理解が低く、教育の場が限られている
③ 教育を受けている女の子は20%と州最低水準(州平均66%)で、識字率はわずか2%(男性は30%)

主な支援内容と成果

イスラム女子学校2校に対して、公教育カリキュラムの導入、
教室や給水・衛生設備などの学習環境の整備や女子教育促進のための意識啓発活動、
学校運営支援を実施しました。

Jamia Arabia Ishaat-ul-Uium 学校

Ayesha Sadiqa-tul-Banat 学校

教室・給水・衛生設備の建設

2校のニーズに従って、各校に新たに1棟1教室、トイレ1棟、手洗い場を建設しました。
建設費の約30%は、地域の人々の労働や資材提供によって賄われました。
学習環境が整備されて保護者や周囲の人々の理解が高まり、学校で学ぶ児童が増加しました。

真新しいトイレ

新しい教室で授業を受ける子どもたち

快適な環境で勉強できるようになりました

学校運営委員会の設立

各校で、イスラム女子学校の実質的な責任者である宗教指導者に
学校運営委員会の必要性と責任について説明し、合意を得ました。

女性教師の採用・トレーニング

学校運営委員会により、教師として働く基準を満たした最低8年生(中学校)卒業生を公募し、
村出身の女性を各校1人ずつ採用しました。
新任女性教師2人を対象に、専門のトレーナーによる5日間の能力強化トレーニングを実施しました。
積極的に能力の高い女性教師を雇用し、トレーニングしたことで授業の質を担保することができました。

公教育カリキュラムの導入

公教育の実施に否定的だった宗教指導者たちに働きかけた結果、
彼らの女の子に対する公教育の考え方が変化しました。
簡単なテストで児童を学年別に分け、月〜土曜日まで1日90分、
新任女性教師による英語や算数などの公教育授業を受けられるようになりました。
また、女性教師の給与を負担するなど保護者たちがプロジェクト維持に努めているため、
公教育クラスが継続されています。

教材の支給

新たにウルドゥー語、英語、算数、幼稚園児用の本4種類を合計900冊発注し、
新しい教科書を利用して授業ができるようになりました。

新しい教科書で授業を受ける子どもたち

シチズン時計株式会社様の記念プレートの前で

現地の声

この学校で学ぶことができてとても嬉しいです。新しい教室も快適です。
トイレがあって、手洗い場も付いています。英語のアルファベットの読み書きができるようになりました。
新しい単語を覚えて、その意味も理解できるようになりました。
まだこの学校にきていない女の子たちもこの学校に通えるようにしたいと思っています。

マリウム/1年生

学校に行くのが大好きです!

ソビア/幼稚園クラス

こどもたちを教えるのはとても楽しいです。
こどもたちも勉強に興味を持ち、活発に質問するようになりました。
私1人で教える人数が多くて大変なこともありますが、もっとさまざまな能力を身につけてがんばりたいです。

女性教師

子どもたちにたくさんの知識をあたえ、やる気を引き出してくれたこのプロジェクトを誇りに思っています。

ムゥラーナ・アブドゥル/宗教諮問委員会メンバー

子どもたちがより良い教育を受けるために、ご尽力くださった皆様に感謝申し上げます。

児童の母親

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2014 マリにおける女の子の
早すぎる結婚対策プロジェクト

2014

(2014年1月〜2014年12月)

マリにおける女の子の
早すぎる結婚対策プロジェクト

2014年、シチズン クロスシーは、マリ共和国セグー州・バリエリという農村地域において、
”女の子たちが早すぎる結婚をしないための支援”を実施しました。

Republic of Mali

マリ共和国 セグー州・バリエリ

現状と課題

マリ共和国の現状

西アフリカのマリでは、社会文化的背景やイスラム教を中心とした宗教的背景により、
18歳以下の女の子たちが児童婚を強いられています。
特にバリエリでは、女の子の早婚率*が20.5%と高く、通学率は男の子の40%に対して女の子は26%しかありません。
「早すぎる結婚」には、こうした教育の機会喪失だけでなく、「早すぎる妊娠」による身体的危険、
夫やその家族からの暴力や虐待など、多くの問題がともなっています。
*2012年にプラン・インターナショナルの活動地域全体で行われた調査

女の子や女性をとりまく課題

① 早婚が根付く地域では、結婚は世帯間の商取引と考えられており、
世帯の貧困や女性の男性への経済的依存が拍車をかけている
② 体が成熟しないうちに結婚し妊娠・出産することによって、
女の子自身や赤ちゃんが健康を害したり、命を落とす危険がある

主な支援内容と成果

このような状況を改善するために、親や宗教指導者、政策決定者を対象とした意識啓発活動や、
生計向上活動、女の子たちの職業訓練などが実施されました。

ミーティングに参加するバルエリ州知事(写真右端)

村長や宗教指導者、議会の長など主要な関係者による集会

パートナー団体との契約

マリで性と生殖に関する健康、子どもの保護や環境保護まで
幅広い分野で活動する「ERAD」とパートナー契約を結びました。

地域の人々や関係者への
プロジェクトの説明

議会や警察、赤十字やNGOなど、この専門分野の様々な関係者を訪問したり、住民集会を開催し、
プロジェクトについての理解と協力を求めました。

女性に加えて、地域に影響力をもつ男性も多く参加しました

各村でも多くの参加者を集めました

「早すぎる結婚監視委員会」の設立

早すぎる結婚の問題を迅速に発見し、
対策を講じて子どもたちを守る役割を担う委員会が設立されました。

早すぎる結婚防止のための
意識啓発活動

監視委員会メンバーや地域のリーダーに向けてワークショップを開催したり、
対象26村において意識啓発セッションやラジオ放送を実施し、
早すぎる結婚の弊害および子どもの権利と女の子教育の重要性について理解を求めました。

当事者への収入増加支援

早すぎる結婚を経験した10人の女の子に向けて、
ヤギの牧畜や小規模商売など、希望に合った収入増加手段の支援を実施しました。

収入増加の支援を受けた女性たち

現地の声

地域に深く根付いた慣習を変えるためには、長い時間をかけて取り組まなくてはなりません。
目に見える成果はすぐには出ませんが、プロジェクト参加者から心強いメッセージをいただきました。

早すぎる結婚の多いこの地域では、昨年5月の結婚200件のうち、
ほとんどが早婚のうえ婚姻届が出されたのはわずか23件、なかなか実態を把握することができません。
しかし、早婚は古くから続くこの村の重大な問題です。プロジェクトを歓迎します。

ディアンジェ・コナンジ/バルエリ地区副区長

早すぎる結婚防止のための法律は制定されていますが、適切な防止手段がありませんでした。
早すぎる結婚撲滅プロジェクトの実施は大変うれしく、ぜひ支援したいと考えています。
地域住民も参加してくれることでしょう。

ヤクバ・バロ/社会開発経済相互扶助サービスバルエリ支局長

この地域すべての女の子たちにとって、とても有意義な活動が行われることをうれしく思います。
この悪しき慣習を終わらせるよう、みんなで協力しましょう。
行政の代表として、プロジェクトに全面協力することを約束します。

スレイメイン・クリバリ/バルエリ地区行政官

女の子からのメッセージ

プロジェクトを受けて、過去に早すぎる結婚を経験した女の子からメッセージが届きました。
将来女の子たちが自分と同じ経験をしないことを願うメッセージです。

ジェネブ/18歳

私たちの村では、女の子は自分の結婚について、発言する権利を持っていません。拒絶すると、家族は名誉を失い屈辱を受けます。だから、親の願いを聞き入れるしかないのです。私は、14歳のときに、25歳の夫と結婚しました。

父の弟から、おまえの夫を見つけてきたと言われ、友達と別れるのが悲しくて泣きました。理想の家庭を築くという子どもらしい夢も諦めなければなりませんでした。

結婚した日は、つらくて何度も泣きました。しかも、私は夫や家族の世話の仕方、食事の作り方を全く知りませんでした。

数ヶ月後に妊娠し、体調がかなり悪くなりました。毎日つわりに悩まされましたが、家族のために料理を作らなければなりませんでした。難産で、私も赤ちゃんもかなり体力を消耗しました。今でもお腹に痛みがあります。

私は、体が成熟するまでは妹たちを結婚させないでほしいと村役場へ頼みに行きたいと思いました。妹たちに私と同じ苦しみを味わわせたくありません。どうかプラン・インターナショナルの活動が成功しますように。早すぎる結婚をさせないように、親たちへの意識啓発活動を続けてください。

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2013 パキスタンにおける
女の子のための教育プロジェクト

2013

(2013年12月〜2014年6月)

パキスタンにおける
女の子のための教育プロジェクト

2013年、シチズン クロスシーは、
パキスタン最北に位置するギルギット・バルティスタン州ディアメール郡で、
”女の子が教育を受けやすい環境づくりの支援”を実施しました。

Islamic Republic of Pakistan

パキスタン・イスラム共和国
ギルギット・バルティスタン州ディアメール郡

現状と課題

パキスタン・イスラム共和国の現状

国民の多くが農業で生計を立てるパキスタンでは、
約4人に1人が国際貧困ライン(1日1.25ドル)以下の厳しい生活を送っています。
部族文化と宗教指導者の影響が強い父権社会で、教育の場は限られており、
女の子が教育を受けやすい環境にはありません。

ディアメール郡の教育現場の課題

① 宗教指導者経営のイスラム女子学校は、教室やトイレなどの学習環境が整備されていない
② 女の子の教育に対する理解が低く、教育の場が少ない
③ 教育を受けている女の子は20%と州最低水準(州平均66%)

主な支援内容と成果

このような状況を改善するために、ギルギット・バルティスタン州ディアメール郡の女学校10校を対象に、
耐震性の高い新教室の建設、給水・衛生施設の整備、洗い場の設置などが実施されました。

Botokot Chilasイスラム女子学校

Darul Manikalイスラム女子学校

Farooq abad Chilasイスラム女子学校

子どもたちの学習環境の改善と、
就学率の向上

10のイスラム女子学校で教育環境が格段に改善されました。
老朽化した教室を借りたり外で学ぶなどの場所の問題が解消され、
手洗いや飲み水に困ることもなくなりました。
そして、教育施設が充実したことで、より多くの子どもがイスラム女子学校通うように。
プロジェクト当初、約1,000人だった生徒は、約1,300人に増加。
今後もさらに児童数が増えることが期待されています。

電気がついた教室(Darul Manikalイスラム女子学校)

新しい教室での授業(Botokot Chilasイスラム女子学校)

公教育プロジェクトの導入

イスラム教の経典コーランのほかに、新たに
公用語であるウルドゥー語、英語、算数を学ぶことができるようになりました。
当初は反発もありましたが、 宗教指導者や学校と話し合いを重ね 、理解を得ることができました。
現在は、学校運営委員会メンバーが責任をもって運営しています。
さらに、ギルギット・バルティスタン州政府が、このプロジェクトに関心を示し、
運営への財政支援について検討を始めました。

宗教指導者や学校と話し合いの様子

学校運営委員会メンバー

現地の声

皆様のお力によって、たくさんの女の子に笑顔がやどり、
うれしい声が現地から届きましたので、一部をご紹介します。
日本にいると、当たり前のようにある教育の場ですが、改めて、”当たり前”ではないのだと実感させられます。
世界の女の子たちみんなが、自分の意思をもち、
笑顔と希望にあふれた時間を刻めるよう、願ってやみません。

広い教室、新しい教科書、清潔なトイレ…。
きれいな学校で勉強するという夢がかなって、とてもうれしいです。

カーンサ/イスラム女子学校の児童

これまで、壊れた椅子の上などに座って屋外で勉強しなければいけなかった子どもたちが、
教室で学べるようになったことに心から感謝しています。

カフィール/行政官

新しい教科書の支給や教室建設は、とてもありがたいです。
子どもたちも勉強への意欲がみられるようになってきました。

タリィク/保護者

子どもたちの教育環境が改善されたことに感謝しています。
子どもたちは、幸せな将来を築くために努力することでしょう。

マウラーナ・ムザミル/学校運営委員会メンバー

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シチズン クロスシーは、
あなたとともに、
世界の女の子を応援し続けます。

世界の女の子に、生きていく力を。「Because I am a Girl」PLAN INTERNATIONAL

写真提供:国際NGOプラン・インターナショナル