スーパーチタニウム™だからこそ実現できた、「輝き」、「色合い」、
そして「細部の繊細な仕上げ」。
シチズンが誇るチタニウム加工技術と表面硬化技術(デュラテクト)によって
生み出された美しさがここに。
シチズンが50年にわたり培ってきたチタニウム加工技術。その粋が遺憾なく発揮されているのが、別体構造のケースデザインです。緻密に計算されたケース設計に基づき、加工・研磨された2つのパーツが組み合わさる接合面は、均一に整った高い精度を誇っており、まさにシチズンのチタニウム加工技術の真骨頂と言えます。
また、加工が難しいとされるチタニウムにおいて2体構造を実現したことで、異なる配色、細かなヘアラインや面ごとの複雑な磨き分けなどが可能に。デザインの幅が広がり、見る角度や光の当たり方によって印象が異なる豊かな表情を魅せる、まさにスーパーチタニウム™のフラッグシップモデルにふさわしいケースの仕上がりとなっています。
50年の歳月をかけて磨き抜いてきたシチズンのチタニウム切削・研磨技術。その巧みさを雄弁に物語るのが、シャープでキレのあるケース、そしてバンドデザインです。内側に削り込まれたケース側面(2時・4時位置)は、正面から時計を見た際にはプッシュボタンがデザイン上あまり主張しないような構造でありながら、押しやすさという機能性も同時に担保。加えてプッシュボタンとりゅうずの周辺には、ロケットのエンジンをイメージしたすり鉢状の均一な目付が施されており、先進的でスタイリッシュな印象をさりげなく演出しています。
また、バンドのコマごとに精緻に磨かれた均一なヘアライン。特にバンドの中心に向かって縦に入る均整の取れたラインが、美しいバンドの稜線を際立たせており、本モデルのアクセントとなっています。
光沢を出しやすいステンレスと比較し、落ち着いた独特のグレー色が特徴のチタニウム。豊かな色調表現が難しいとされるチタニウム時計でありながら、多彩で美しい表情を可能にしたのが、シチズン独自の表面硬化技術(デュラテクト)です。長年の研究開発の結果、硬度・色合いの異なる11種類もの技術が生み出され、本モデルでは月面探査プログラム「HAKUTO-R」でも採用予定の「デュラテクトDLC」に加え、「デュラテクトサクラピンク」を使用。
チタニウムならではの心地よく軽い着け心地や肌への優しさはそのままに、高い耐傷性を兼ね備えた、精悍な黒とサクラ色の2色配色というエレガントなデザインを実現しています。また、デュラテクトサクラピンクを施した裏蓋銘板には、チタニウム技術50周年を記念した立体感のある刻印を施しており、アニバーサリーモデルならではの特別仕様となっています。
アポロ計画が注目を集めていた1960年代、「宇宙船の素材“チタニウム”を腕時計に使えないか?」このチャレンジスピリットから歴史が始まったスーパーチタニウム™。50年の月日を経て、月面探査プログラム「HAKUTO-R」への技術提供を行うほどに、時計の世界を越えて活躍の幅が広がってきました。本モデルは、スーパーチタニウム™の技術の発展、そしてその先を切り拓くモデルとして随所に宇宙のエッセンスが盛り込まれています。
GPS衛星から位置・時刻情報を取得する「サテライト ウエーブ GPS」の搭載もその1つ。上空約2万kmを周回するGPS衛星からの位置・時刻情報を受信し、世界のどこにいても正確な時刻とカレンダーを素早く、自動で同期し表示するので、たとえ砂漠や海洋、雪山の山頂などでも、現在の正しい時刻を手に入れることができます。
デザイン面においても、腕時計全体のデザインテーマを宇宙空間を周回する「人工衛星」としたほか、6層のパーツで構想される多層構造のフェイスデザインは、果てしなく続く宇宙空間の奥行きをイメージして設計。
腕時計の顔と言える文字板において、6層の多層構造を実現できるのは精密なパーツ加工と組み立て技術を持つシチズンだからこそです。また6つの別体パーツによる立体構造でありながら、シチズンの自社基準による厳しい検査をクリアしており、耐衝撃性も兼ね備えています。