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TECHNOLOGYTechnology of
Caliber 0100

02 Technology to keep marking the individual seconds precisely

精度への挑戦。それは、創業以来、時計の本質を追求してきたシチズンにとって、もっとも重要なテーマのひとつです。
水晶振動子によって生み出された純度の高い1秒を、どうしたら、正確に、力強く、美しく、光の力だけで「刻み続ける」ことができるか。

腕時計を構成する一つひとつの要素に限りない精度を求めない限り、年差±1秒で時を刻み続ける腕時計はつくれません。
この腕時計は、シチズンがすべての部品をゼロからつくりあげるマニュファクチュールだからできた作品なのです。

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LIGA工法より高精度の部品を求めて。

正確な時を刻むためには、正確な部品づくりが必要不可欠です。そのために、通常はプレスや切削加工で製造される歯車やバネなどの部品を、LIGA工法(微細構造物形成技術)を用いることで、より高精度な製造を実現。シチズンは、ここでも年差±1秒という精度にこだわり、歯車のわずかな偏心をなくす工法を取り入れることで、今までにない精度の部品をつくりあげました。

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バックラッシュ抑制機構歯車の「あそび」さえ、許さない。

腕時計は、歯車が噛み合う際にできるあそび(バックラッシュ)から、秒針がブレて見えることがあります。通常のクオーツ時計では許容範囲内の現象ですが、これも1秒の純度という観点では無視できないもののひとつです。シチズンは、LIGA工法によって製造した、形状の特殊なバネを歯車に組み込んだ「三番戻し車」を開発(写真)。歯車の進行方向と逆の方向に押し付けることでバックラッシュを抑制。針がブレることなく、切分の同一線上にぴたりと重なりながら1秒1秒を潔く刻み続けます。また、正転はもちろん逆転も可能な業界初のシステムにより、暗闇で針を止めて消費電力を抑えるパワーセーブから復帰する際に、速やかな時刻表示を可能にしました。

温度補正機能1分に1回、温度を計測。

腕時計の頭脳である回路にも、独自の技術を注ぎ込みました。そのひとつが、1分ごとに温度をモニタリングして、温度変化によって生じる水晶振動子の周波数の変化を補正する温度補正機能です。水晶振動子には微差ながら個体差があるため、シチズンでは一つひとつの水晶振動子の温度特性を計測しています。その際、測定点を従来の2倍に増やすとともに、測定方法にも改善を加え、測定精度を約10倍に向上。よりリアルな特性データを補正システムにプリセットすることで、極めて細かい微差の補正さえも可能にしました。

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衝撃検知・針自動補正・耐磁性能正しい時刻を守り抜く。

限りなく純度の高い1秒を刻むためには、衝撃や磁力などの外部刺激から、秒針を守り、監視し、補正する機構も重要です。この腕時計には、衝撃を受けると瞬間的にローターをロックして針ズレを防止する「衝撃検知機能」、一定時間ごとに針位置を計測しズレを確認すると自動的に正しい位置へ戻す「針自動補正機能」、そして直流磁界4,800A/mまで耐えられる「JIS1種耐磁性能」を搭載。万一の際に備えた機能で、年差±1秒の精度を支えます。

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モーター針の動きを、力強く、美しく。

この腕時計では、美しい1秒を表現するために、エコ・ドライブで運針可能な限界値まで長く設計した真鍮秒針を採用しています。真鍮針は重いため、通常のモーターでは衝撃を受けた際に秒針がズレてしまいます。そこで、この時計だけのためにパワフルな高保持トルクモーターを独自で開発。従来製品のアルミ針に比べて約2倍の片重りや慣性モーメントを持つ真鍮針でも、力強く動き、1秒ごとに確実に静止する、美しい針の動きを可能にしました。

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Eco-Drive光だけで、すべてを動かす。

年差±1秒の精度で時を刻み続ける。この使命を達成するために、私たちは40年以上の歴史を持つシチズンのコアテクノロジー、光発電エコ・ドライブを採用しました。大量に電力を消費するATカット型水晶振動子や温度補正機能、重たい真鍮秒針などをすべて光だけで動かすために、徹底した省電力化を追求。その結果、一度のフル充電で8ヶ月動き続けることが可能に。光がある限り、正確に動き続ける腕時計を実現しました。

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