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Caliber 0100

01 A quest for the perfectly pure second

世界でもっとも正確に時を刻み続ける年差±1秒の光発電時計。
この時計の1秒は、水晶振動子を見直すことから始まりました。

腕時計の秒針は、1年間に31,536,000回もの秒数を刻みます。
年差±1秒」とは、この膨大な秒数を1秒以内の誤差で刻み続けることを約束した時計。
それは、誤差をゼロに近づけるという、普通ではありえない挑戦。
私たちは、常識とされていたクオーツ時計の心臓である音叉型水晶振動子に代わり、新しくATカット型水晶振動子を採用。

そして、針、歯車、回路など、部品の一つひとつに徹底した精度を追求。光発電エコ・ドライブと組み合わせることで、光がある限り、年差±1秒で時を刻み続ける腕時計をつくりあげました。

シチズンの磨きあげられた技術の結晶によって生み出された1秒。
その純度こそ、私たちにとっての宝石なのです。

ATカット型水晶振動子わずかな誤差が、大きな誤差に。

クオーツ時計は、一定の周期で振動する水晶の特性を応用して、1秒1秒を刻んでいます。機械式に比べてはるかに正確なクオーツ時計ですが、実は温度や重力などの外部要因が水晶振動子に加わることで周波数が変化し、ごくわずかな誤差が生じます。通常の時計なら何も問題のない範囲です。しかし、1年間に誤差1秒以内の精度を追求しようとすると、わずかな誤差が無視できない大きな誤差になるのです。こうした誤差を解決するのが、温度や重力などの影響を受けにくい「ATカット型水晶振動子」です。

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さらに、ATカット型水晶振動子は、完成直後の初期段階でエイジングによる周波数の変化が、音叉型水晶振動子に比べて小さいという優位点があります。シチズンでは、このATカット型水晶振動子にをエイジングを重ねて安定させるとともに、その過程で周波数の計測を行い、経時変化の少ないものだけを厳選。安定性に優れたATカット型水晶振動子だけを使用しています。

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TEMPERTURE気温の変化に、強い。

水晶振動子は、六角柱の水晶の原石から切り出してつくります。その際、切り出し角度によって温度特性と呼ばれる温度に対しての周波数変化量が異なることがわかっています。ATカット型水晶振動子は、右図のように常温付近の温度安定性が非常に優れているため、寒暖差の影響を最小限に抑えることが可能。季節が変わっても、朝夕で気温が変化しても、正確なリズムを崩しません。

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GRAVITY重力に、影響されない。

腕時計は置き時計と違い、腕の向きによってさまざまな姿勢になったり、腕振りで加速度が変化したりします。重力は水晶振動子にも影響を与えます。従来の音叉型水晶振動子は、中空で振動する“脚”を持つために、時計の向きを変えるだけでもわずかな誤差が生じていました。これに対してATカット型水晶振動子は、“脚”がなく安定性が高いために姿勢差の影響を極限まで低減。腕時計をどんな向きにしても、確かな1秒を刻み続けることができます。

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