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ワールドタイム機能について

ワールドタイム機能は、世界中の時刻やカレンダーを表示させることができる便利な機能で、旅先の外国などで、その国や地域の時刻に切り替える必要のあるときに大変重宝します。
この時計では、地域ごとの時刻やカレンダーの表示は、ちょっとした操作で手軽に切り替えることができます。


時計のワールドタイム機能は、大きく二種類に分類できます。
一つは、現在の表示時刻に対して時差を設定・変更するタイプで、こちらは「時差設定機能」とか「ローカルタイム機能」と呼ばれることもあります。
もう一つは、この時計のワールドタイム機能と同じ「UTC」に対する時差を設定・変更するタイプです。
UTCって何?と思われるかもしれませんが、言葉は聞いたことがなくても意外に身近なものです。
UTCを翻訳すると「協定世界時」となりますが、要するに、全世界の標準時刻のようなものをみんなで相談して一つに決めた、ということです。
でも、世界には同時に昼の地域もあれば夜の地域もあるんだから、時刻がたった一つでは、そんなの不便で仕方ない、って思いますよね。
ご心配なく。世界の標準時刻は一つなんですが、その時刻に対して世界の各地域に「時差」を割り当てているんですね。
下の図は、そんな時差の割り当ての例です。

表の下の3行の数値は、上から、「経度」、「UTCからの時差」、「日本標準時との時差」を表しています。
例えば、日本の「経度」は「E(東経)の135°」、UTCに対する時差は「+9」で、UTCの時刻より9時間進んでいることを意味します。


この時計もそうですが、「UTC」に対する時差を設定するタイプの時計は、設定された時差に応じて、時刻やカレンダーが切り替わります。
だから、時計を見たときに、時刻やカレンダーが合ってないなぁと思っても、それはワールドタイム機能の設定が異なるだけかもしれない、ということになります。
そんなときは、まずワールドタイム機能の設定を確認し、異なる時差や地域が設定されているなら変更しましょう。


ところで、ワールドタイム機能の時差の設定ですが、時計によって表記が異なります。
時差を数値で示すタイプもあれば、実際の都市などの名前が表記されているタイプもあります。

時差の表記が代表地域名の例


時差の表記が数値の例

どちらでも、機能に違いはありませんが、都市などの名前は、あくまでもその時差の地域を代表しているだけなので、設定したい名前がない!と焦る必要はありません。
そんなときは、設定したい地域の時差を調べて、同じ時差の地域を代表地域の表から探して設定すれば問題ありません。
ただし、この時計の設定は、世界の時差のすべてをカバーしているわけではありませんので、その点はご注意ください。

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