CITIZEN BETTER STARTS NOW

Citizen Watch GroupBooth Concept

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「時間とはなにか?」
先史時代から現代に至るまで様々な文明や民族は「時間とはなにか」と問い掛け続けてきました。人類に時間の意識が生まれた頃から、時間は動き始め、この先の未来の人類も時間について更なる思索を続けていくでしょう。
私たちは時間と共に生まれ、喜び、笑い、悲しみ、時に苦しみを伴いながら、時間は歴史をつくり、記憶をとどめてきました。

一方で20世紀、時間にはスピードが与えられました。技術の革新により、時間は加速し(または加速できると錯覚し)、気がついた時に人類は時間を消費し続け、時間から心が失われてしまいました。そして今や、時間はデジタルになり、スマートになり、無機質な冷たい存在となってしまったのです。

そこで「21世紀の時間とはなにか」について考えたいと思いました。
時間は何のためにあるのか、その答えは21世紀の市民の喜びに託されているのです。

"We Celebrate Time" ̶ Basel world 2018のシチズンウオッチグループのブースでは『時間の祝祭』を行います。 2018年、CITIZENが100周年を迎えるにあたり、CITIZEN GROUPが一体となった『Time Theatre』によって、時計の展示や様々なパフォーマンスが催されます。またここではインスタレーションとして「光を時間に変える=LIGHT is TIME」が展示され、地板を幾何学空間に配置をすることによって、21世紀の光となって来場者を包み込みます。またBULOVAでは「History of First」をコンセプトに、これまでの143年の歴史をヴィジュアル化した展示を行います。

これからの未来のために "We Celebrate Time" は21世紀の時間を讃え続けます。

田根 剛Atelier Tsuyoshi Tane Architects

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  • 田根 剛(たね・つよし)Pavillion Architect

    建築家。1979年東京生まれ。ATELIER TSUYOSHI TANE ARCHITECTSを設立、フランス・パリを拠点に活動。2006年にエストニア国立博物館の国際設計競技に優勝し、10年の歳月をかけて2016年秋に開館。また2012年の新国立競技場基本構想国際デザイン競技では『古墳スタジアム』がファイナリストに選ばれるなど国際的な注目を集める。場所の記憶から建築をつくる「Archaeology of the Future」をコンセプトに、現在ヨーロッパと日本を中心に世界各地で多数のプロジェクトが進行中。主な作品に『エストニア国立博物館』(2016年)、『A House for Oiso』(2015年)、『とらやパリ』(2015年)、『 LIGHT is TIME 』(2014年)など。フランス文化庁新進建築家賞、フランス国外建築賞グランプリ、ミース・ファン・デル・ローエ欧州賞2017ノミネート、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞など多数受賞。2012年よりコロンビア大学GSAPPで教鞭をとる。

    http://www.at-ta.fr/
  • 遠藤 豊(えんどう・ゆたか)Production Design

    LUFTZUG代表/アートディレクター/プロデューサー/テクニカルディレクター。1977年新潟生まれ。舞台芸術から派生し、音楽、映像、デザイン、テクノロジーほか領域を問わず関係性を構築する。2005年に有限会社ルフトツークを東京に、2012年 LUFTZUG EUROPE と 2018年 Lugtje をアムステルダムに設立。曖昧なメディアの媒介として役割を確立しようと活動を広める。人と感覚の交流、感覚の遍在化を目指し国内外で積極的に活動を行う。テクニカルディレクターとして、CITIZEN 「LIGHT is TIME」(2014ミラノ・東京)、「北斎」展(2014パリ)、建築家フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea"(2015東京)、向井山朋子「La Mode」(2016台中)「HOME」(2016)他、演出などに携わる。

    http://www.luftzug.net/
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