デュラテクト

素材の表面に特殊な硬質化処理を施すのが、シチズン独自の表面硬化技術( デュラテクト)。特殊な装置の中でプラズマなどのイオンを吸着させることで、チタニウムの内部と外側を化学的に変化させる技術です。

4種類の表面硬化技術

現在シチズンでは、表面硬化技術(デュラテクト)として、IP技術、低温プラズマ技術、ガス硬化技術(MRK)、複合硬化技術の4つの技術を採用しています。それぞれの技術の解説とともに、ステンレスとのキズを比較しました。

表面硬化技術(デュラテクト)の種類

目的に合わせた表面硬化技術を使用することで、 必要な硬度や、耐メタルアレルギー性、つくりたい色調などを生み出すことができます。

  • IP(イオンプレーティング)技術
金属をイオン化し、表面にコーティングする技術です。
この技術によりシルバーやピングゴールドなど、多彩なカラーバリエーションが展開できるようになりました。

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  • デュラテクトTIC
  • IP技術を用いて硬化皮膜をコーティングし、表面を硬質化。鏡面仕上げおよびヘアーライン仕上げが可能となります。

  • デュラテクトPTIC
  • デュラテクトTICに貴金属であるプラチナをさらにコーティング。硬度の高いまま、その厚みを制御することで、プラチナの美しい色調やステンレスと同等の色調を実現しました。
  • デュラテクトGOLD
  • 独自のIP技術を用いて、窒化チタン皮膜上に金と合金化合物をコーティング。従来不可能とされていた2種類の金色(イエロー・ピンク)を実現しました。特に金色(ピンク)はシチズンの技術でのみ実現可能な色調です。
  • デュラテクトα
  • 従来のデュラテクトTIC、PTICの2倍以上の表面硬度を実現。耐メタルアレルギー性の金属をコーティングに使用しながら、高級感のあるステンレス色、ローズゴールド、メタルグレイの3色を実現。キズに強いだけでなく、肌にもやさしい耐メタルアレルギー性を可能にしました。
  • 低温プラズマ技術
原材料を含むガスをプラズマ化し、表面にコーティングする技術です。デュラテクトDLC被膜はダイヤモンド構造を一部含んだアモルファス構造のため、高硬度で滑らかな被膜をつくり出します。高級感のある独特なダークグレー色が特徴です。

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  • デュラテクト DLC
  • DLCとはDiamond Like Carbonの略で、主に炭素と水素で構成される非晶質のカーボン硬質膜をコーティング。精悍なダークグレー色を実現しました。
  • ガス硬化技術
真空炉に窒素と酸素を封入し、熱処理を施すことで、表面に20~30μmの硬化層を形成させる技術です。ハードな使用環境化でもキズがつきにくいのが特徴です。

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  • デュラテクトMRK
  • チタン素材に窒素と酸素を表面から浸透させて素材の表面を硬化処理。キズがつきにくい鏡面処理を実現しました。
  • 複合硬化技術
ガス硬化技術と低温プラズマ技術、またはスパッタ技術を組み合わせた技術です。硬化層と硬質被膜が重なることで、さらなる表面硬度を実現するほか、耐メタルアレルギー性にも優れています。

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  • デュラテクトDLC/MRK
  • ガス硬化技術により表面を硬質化した(デュラテクトMRK)チタン素材にカーボン硬質膜のデュラテクトDLCをコーティングしました。
  • デュラテクトα/MRK
  • ガス硬化技術により表面を硬質化した(デュラテクトMRK)チタン素材に、シチズン独自の表面硬化技術(デュラテクト)の最高峰の新技術「デュラテクトα」をコーティングしました。

シチズン独自の表面硬化技術(デュラテクト)によって実現した 鮮やかなチタンケースの色調