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GMT と UTC の違いは何 ?

時系には、世界時と原子時の二つがあります。

世界時は、天文観測に基づきイギリスのグリニッジを通る本初子午線に対する平均太陽時角に12時を加えたもので表される世界共通の時間で、UT(Universal time)と呼ばれます。そしてGMT(グリニッジ平均時:Greenwich mean time)は英国のグリニッジ(経度0度)の地方平均時(平均太陽が南中する時を正午とする)のことで、一般的な意味合いではUTと同義語と考えても良いと思われます。

原子時はセシウム原子の振動数を基準にした時系で、1年に百万分の1秒ほども狂わない高精度な原子時計が開発されています。そして原子時計が開発された結果、地球の自転速度にふらつきがあることがわかり、秒の単位が常に変動してしまう世界時を用い続けることに様々な問題が生じてきました。

そのために基準時計として最も安定した原子時計が採用され、1958年1月1日0時0分0秒の世界時を原点としてスタートしたのが国際原子時です。(国際原子時は、世界各国で管理されている原子時計を国際比較して平均化したもので、各国の原子時はこの国際原子時とあとから比較され、その違いが百万分の1秒以内になるように国際的合意がされています。)

しかしこの国際原子時をそのまま使用していると、地球の自転速度の変動で次第に世界時とのずれが大きくなり、実生活上の不都合が生じてきます。そこで国際原子時と世界時の誤差が0.9秒以上ならないようにうるう秒で調整をしたのがUTC(協定世界時:Coordinated universal time)です。つまり時間の基準は原子時の精度を保ちながら、太陽の運行と時間の表示がさほど狂わないように調整したもので、日常に使われている時間はこのUTCです。